りょう
@ryozy
2025年4月28日

デジタル・ミニマリスト スマホに依存しない生き方
カル・ニューポート,
池田真紀子
読み終わった
いつのまにか、スマホを手にしている時間が長くなっていることが気になっていた。
依存症とまでは自覚していないけれど、「スマホに依存しない生き方」の副題に惹かれて購入。結果、本当に読後の「生き方」が変わるかもしれない。そんな読書体験になった。
本書では、まずソーシャルメディアについて、「常時つながっていることと引き換えに、自覚のないまま法外な代償を支払っている」と指摘する。
たしかに、身に覚えがある。
そこで、デジタルテクノロジーを使う時間を大幅に減らす、「デジタルミニマリスト」への道を説くわけだけれど、これは一時的にデジタル断ちをする「デジタルデトックス」とは異なる。もっと根本的に、自身の生き方、哲学を再確認することで、これまでソーシャルメディア企業に無意識のうちに奉じていた自分の時間を取り戻そうというものだ。
それは「孤独」ー自分の思考が他者のインプットから切り離された意識の状態ーを取り戻すことでもある。
デジタルミニマリストへの道は、デジタル断ちが目的なのではなく、自身の生き方への手段なのだった。
読み終えて、さっそくスマホからいくつものアプリを削除した。SNSで「いいね」をするのを止め(本書で勧められている)てみた。
代わりに本を読む時間が増え、書き物をする余裕ができた。
SNS以前に戻しただけのようにも思うけれど、まずはここから。時間が経つほどに、これまでと違った成果が出るような気がしている。


