デジタル・ミニマリスト スマホに依存しない生き方
24件の記録
鵜ノ人@dokusyoreading2025年12月10日読み終わった「孤独とは、自分の思考が他者の思考のインプットから切り離された意識の状態のこと」という一文を読んだとき、改めて「孤独」という言葉の重みを考えさせられた。普段、孤独というと、物理的にひとりでいることや、誰にも話しかけられない状況を思い浮かべがち。しかしこの定義は、孤独をもっと内面的で、静かだが深い現象としてとらえ直しているように感じた。 人は生きている限り、常に他者と関わり、無数の言葉や感情や価値観に触れ続けている。そうした外からの刺激は、知らず知らずのうちに自分の思考を形づくり、支え、揺らし、方向づけてくれる。しかし、その流れが完全に途切れ、自分の内側にしか思考の材料がなくなる瞬間、そこで生まれる静寂こそが、真の孤独なのかもしれない。その状態は、決して単なる寂しさではなく、むしろ自分の内なる声だけがやけに明瞭に響き渡るような、特別な意識のあり方だ。 この視点に触れると、孤独はただ避けるべきものでも、ネガティブな感情だけを伴うものでもないように思えてくる。他者の影響から解き放たれたその瞬間にこそ、自分が本当に何を感じ、何を考えているのかが、はっきりと浮かび上がってくるからだ。一方で、他者からのインプットが途絶えることは、自分の思考が閉じた循環の中に留まり、外界とのつながりを失う危うさもはらんでいる。その両義性こそが、孤独という状態を複雑で興味深いものにしている。 この一文は、孤独を単なる精神的な「不足」ではなく、他者との関係性から切り離されたときに初めて立ち現れる、独特の意識の濃度としてとらえ直すきっかけを与えてくれた。孤独に対して少し違う角度から向き合えるようになった気がする。孤独は恐れるべき闇ではなく、自分自身と向き合うための静かな舞台なのかもしれない。- りょう@ryozy2025年4月28日読み終わったいつのまにか、スマホを手にしている時間が長くなっていることが気になっていた。 依存症とまでは自覚していないけれど、「スマホに依存しない生き方」の副題に惹かれて購入。結果、本当に読後の「生き方」が変わるかもしれない。そんな読書体験になった。 本書では、まずソーシャルメディアについて、「常時つながっていることと引き換えに、自覚のないまま法外な代償を支払っている」と指摘する。 たしかに、身に覚えがある。 そこで、デジタルテクノロジーを使う時間を大幅に減らす、「デジタルミニマリスト」への道を説くわけだけれど、これは一時的にデジタル断ちをする「デジタルデトックス」とは異なる。もっと根本的に、自身の生き方、哲学を再確認することで、これまでソーシャルメディア企業に無意識のうちに奉じていた自分の時間を取り戻そうというものだ。 それは「孤独」ー自分の思考が他者のインプットから切り離された意識の状態ーを取り戻すことでもある。 デジタルミニマリストへの道は、デジタル断ちが目的なのではなく、自身の生き方への手段なのだった。 読み終えて、さっそくスマホからいくつものアプリを削除した。SNSで「いいね」をするのを止め(本書で勧められている)てみた。 代わりに本を読む時間が増え、書き物をする余裕ができた。 SNS以前に戻しただけのようにも思うけれど、まずはここから。時間が経つほどに、これまでと違った成果が出るような気がしている。























