
ゆい奈
@tu1_book
2025年4月28日

毎日読みます
ファン・ボルム,
牧野美加
読み終わった
@ 自宅
この世でもっともひそやかで静かな変化は本を読んでいる人の内面にあり、だからこそ本を読む人はロマンチックだと、ファン・ボルムはいった。その視線や雰囲気、そのすべてがロマンチックであると。本を読む人が好きだ。ひとりずつにちいさな宇宙があって、近くにいるはずなのに、遠くにいて、それなのにたまに流れる星のことを綺麗だねといいあったりなんかして、私たち、ほんとうに良い趣味しているわよね。本が好きでよかったと死ぬまできっと思い続けるのだろうな。なんてったって、わたしは本が好き!
p72「ベッドと本と夜、そして照明さえあれば、わたしたちのいるこの場所が、どこかの国、どこかの都市、どこかの路地、どこかのカフェになる。わたしたちは夜ごとロマンチックな人間に生まれ変わり、美しいイメージの中の人物になる。ほかの誰かを本が読みたいという気持ちにさせながらも、自身は本を読むことにしか関心がない、そういう人間に。」










