しろみ
@shiro-mi_kiroku
2025年4月28日

対岸の彼女 (文春文庫)
角田光代
読み終わった
2025年4冊目。
少し昔に買って積読コレクションになっていた本をようやく読了。
この本が書かれた時と現在では、だいぶ世間の風潮が変わってきているし、私自身が主人公達と世代や考え方が異なる部分があるので、全てに共感できたわけでは無いけれど、同じ女性として、主人公達の心情や環境に思いを馳せ、深く考える機会になった1冊でした。
特に、多感な学生時代の描写はとても繊細で、
大人になった今思えばなんであんなに悩んでたんだろうって一蹴できるけれど、女子中学生や高校生のころって自分の狭いコミュニティが世界の全てに見えて息苦しさを感じたり、ちょっとしたことで平和な日々がひっくり返りそうな怖さがあったり、この本を読みながら、過去の自分の姿を思い出したりしました。




