本屋lighthouse "スロー・ルッキング" 2025年4月29日

スロー・ルッキング
スロー・ルッキング
シャリー・ティシュマン,
北垣憲仁,
新藤浩伸
ルッキングとはあるがあくまでも手段のひとつであって、果たしたい目的は各種感覚器官を用いて「自分で確かめる」ことにあるように思える。現代社会、自分で確かめているつもりでも実際にはそうではないことはたくさんある気がするから、いま読めてよかった1冊だった。自分で確かめるための時間的余裕がない、というのもあるかもしれない。あと、とにかくはやく答えを出す=反応したり発言したりすることが求められすぎているのも、現代SNS社会の特徴だと思う。 スロー・ルッキングを練習するイベント、本屋でやるのはうってつけだよね。本棚にかぎらず、本屋のいたるところをじっくり見て、さわって、匂いをかいだりもして、いろいろなことを感じて、考えて、言葉にもしてみる。連続イベントにして定期的にやるといいかもしれない。たのしくなってきた。
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