
松本真波
@_mm177177
2025年4月29日

感応グラン=ギニョル
空木春宵
読んでる
読書日記
電子書籍
@ 自宅
『徒花物語』読了。
なんと感想を述べたらいいのか。
外界からの驚異的な存在が登場するも、やはり向けられるのは人間の"こころ"で。彼女らが感じた恐怖、苦しみ、怒りをおそらく読者は理解できない。そして読者が想像するよりも、彼女らはずっと強くて逞しい。確実に迫り来る死に対して向き合い、その恐怖を払いのけ、どう生きるかを考え選択したのだから。
ただ、私の想像力が足りない為か、彼女らの心情(特に怒り)になかなか共感できず、物語の筋として程良く終わった感が。時間を置いて読み返したら、また感想が変わるのかな。
