
愛日
@ai_ohisama
2025年4月29日

春のこわいもの
川上未映子
読んでる
朝、目が覚めると雨の音。今日は晴れの予報だけれど、昨日の雨がまだ残っていたんだね。窓を開けると青空が雲の隙間から顔を覗かせる。雨が降っているうちに、少しの本時間を過ごそうか。
川上未映子さんの"ブルー・インク"は、この朝の時間を過ごす私の中にすっぽりと入り込む。
雨が止み、雲が洗い落とされたようにいなくなり、真っ青な空。雨で潤い透き通った空気の中では、遠くで走る電車の音も、鳥の声も、間になにもないかのように私の耳に届いて、どこまでも響いていきそう。
雨のち晴れ…この境目の時間ってなんて綺麗なの。
いい朝。

