さみ
@futatabi
2025年4月29日

7章まで
副題に「資本主義の「すきま」を埋める倫理学」とついているのに今気づいたのだけど、資本主義にいかりながらも都合よく(それこそ気づくこともなく)恩恵を享受している自分にはそこから考えていくのがちょうどよいはじまりなのではないか。
贈与を「届かない手紙」と見立てるデリダのテキストに言及されている部分で、「贈与は差出人から見れば、たしかに「届かない手紙」かもしれません。ですが、受取人の視点に立つならば、贈与は「届いていた手紙」になるのではないでしょうか?(…)僕らはいつも他者からの善意を見落としてしまう。(…)僕らにできることは、「届いていた手紙を読み返すこと」ではないでしょうか。あるいは、届いていた手紙を読むことができる人間へと変化することと言ってもいい」と書かれていて、元気?をもらっている。本を読みながら何かに気付かされるとき、そのように変化すればいいんだよというメッセージを見つけると、こうして過去を反省するのも重要だけど、これから修正していくことをいっそう大事にしようと思えるようになります。