はるのひ "春のこわいもの" 2025年4月29日

春のこわいもの
春のこわいもの
川上未映子
3つ目の短編「花瓶」読了。 読みながらどうしても拭えない嫌悪感があるのは、きっと現実ではあまり知りたくない/見せられたくない他人の"本音"というか心の底が描かれているからだ。そしてきっと一部の読者がこうなるであろうことを十分に見越しての免罪符としての最初の一文がじわじわと効いてくる。 死についての淡々とした描写が秀逸。
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