春のこわいもの

春のこわいもの
春のこわいもの
川上未映子
新潮社
2025年3月28日
109件の記録
  • 華小
    @hyei2027
    2025年5月25日
  • 隙間
    隙間
    @sukima_
    2025年5月25日
    春の芽吹きや新たなスタート、出会いの予感といった季節の爽やかさを見事に逆行していく。 おぞましい何かが生まれ、蠢き、這い出でてくるような不穏さ、湧き上がる制御不能な暴力性、衝動、正当化されていく理不尽などをふんだんに詰め込んだ短編集。 春特有の陽気に当てられ脳内がくつくつと沸き上がりその鬱屈とも言える熱に侵されて狂気に触れてしまう模様や、出会いと別れに思いを馳せ回想したり都合よく美化したり思い込んだりとそういった誰でも一つ/一度くらいは経験、持て余したことのある暗く湿った生々しい感情が、コロナ禍と掛け合わさることで窮屈さと陰鬱さを更に膨れ上がらせている。 そういった背景、描写がリアリティに溢れていて好みだった。
  • めい
    めい
    @meiji_chan
    2025年5月22日
  • sayaka
    @flow-er
    2025年5月21日
    表紙の絵そのままのような本だった。 一見するとそれこそ春を思わせる柔らかな美しいピンクの布なのに、包まれた空間の中ではその皺のひとつひとつにまで様々な色や粘度のこわいものが詰まっているような。 そして、それが壁に立てかけてあるところも、読み終わって見るとこわくなる。 ひとりではどうにもしがたい社会の不安定さや、生きていくことのままならなさの中で、なんとか保てていた形も壁から離れてしまえば容易にぐにゃりと形を変えることができてしまう。 意識したとしてもなかなか覗き込めないところにある自分の中のこわいものを、川上さんの温度を持つ言葉とスピード感で見せてもらったような時間だった。
  • np
    @nprnpr
    2025年5月19日
  • N
    N
    @r_is_for_read
    2025年5月18日
    「笑顔でさえ、今から笑うと決心してから笑ってみせるような、そんなぎこちなさがあった。」という「ブルー・インク」の一文がなぜだかすごく気に入った。 通して一番好きだったのは「娘について」。
  • めい
    めい
    @meiji_chan
    2025年5月16日
  • hitomi
    hitomi
    @h_t
    2025年5月13日
  • ぴっぴ
    ぴっぴ
    @pippi
    2025年5月13日
  • KUMA
    @KUMA_1122
    2025年5月11日
  • ゆうき
    ゆうき
    @yuuki82
    2025年5月8日
    あの春に、自分にとっての幸せも正義も全部が間違っていて、根本を否定されたみたいなきもちになったことを思い出した。 悪意や人のイヤな部分が浮き彫りになり、でも気付かないふりをしながら、自分で自分だけが信じられるものに、なんとか縋りついてた。 ほんとに、何か起きても、誰にも見つけてもらえなかった。 もしかしたら、今もまだ全部が消えないし、戻らないでいて、あのこわかったものばかりが残っている世界を生き続けていくのかもしれない。教えられたあの春をずっと背負って。
  • Imi
    Imi
    @nozominomi_
    2025年5月6日
    中盤個人的にダレたけど最後の話特に良かったね
    春のこわいもの
  • 最後の短編「娘について」読了。 6つの短編の中でいちばん気持ちが重くなる、こわい話だった。最後まで語られない部分が何層もあって、そこの怖さがずっとこびりついて残る感じ… 最後にもう一度「青かける青」を読み返したら最初に読んだ時とは違う感情になって後半で泣きそうになった。
  • 混沌
    混沌
    @kon_10n
    2025年5月5日
  • よしい
    よしい
    @Yoshe207
    2025年5月4日
    短編集なので1話1話は短い物語なんだけど、そのどれもに感情ぐらんぐらんにさせられた。ガツンとやられるというよりは気付かない間にじわじわ効いてくる遅効性の毒、かと思ってたらいきなり正面から思いっきりぶん殴られるような言葉が飛び出してきたりもして良い意味でしんどい。
  • @modo_hana
    2025年5月4日
  • むく
    むく
    @___muku
    2025年5月4日
    「一度書かれたものは、どうしたって」 「うん」 「残ってしまうから」彼女はしばらくして、つぶやくように言った。 「わたしは、それがとても怖い」
  • ゆうか
    @yuka_1023
    2025年5月3日
  • Hoshiduru
    Hoshiduru
    @lilimoe
    2025年5月3日
  • コロナ禍の緊急事態宣言でおうちにこもって不安だったあの頃の春を思い出した。 全てが不穏でうすらこわい6遍の短編集。特に『娘について』が好きで、キリキリと心が少しずつ言葉で抉られる感じが痛くてたまらなかった。そしてあの捻れた友情わかるぅ〜。となった。ねこさん、ほんとは全て分かっていたのかな?
  • 左岸ふみ
    左岸ふみ
    @237sagan
    2025年5月2日
    ねえ、戻れない場所がいっせいに咲くときが、世界にはあるね。
  • MURDERBEAR
    MURDERBEAR
    @murderbear
    2025年5月2日
  • sayaka
    @flow-er
    2025年5月1日
  • なぴ
    なぴ
    @chinapiiiii
    2025年5月1日
  • 5つ目の短編「ブルー・インク」読了。 "一度書かれたものは、どうしたって残ってしまうから"(P108) それがとても怖いのだと語る彼女が書いた手紙に何が書かれていたのか、とても気になる。 "存在"を定義するのも怖いね…
  • 糸ぴん
    糸ぴん
    @ito_no_pin
    2025年5月1日
  • 4つ目の短編「淋しくなったら電話をかけて」読了。 他人への度を超えた一方的な心酔は本当に怖いなと思う。自分の中で理想像を作り上げて、何かの拍子にその相手が自分の理想から外れる言動をした時に好意が怒りや攻撃性に変わってしまうなら、それは自己愛でしかない。人間の身勝手な怖さ。 それにしてもたった5年前のコロナ禍をものすごく遠くに感じる。このマスクの描写が一体何を指してるのかよく分からない読者もそう遠くない未来に出てくるんだろうな。
  • r
    r
    @r
    2025年4月30日
    「ブルー・インク」と「娘について」がよかった
  • 木村久佳
    木村久佳
    @kuCCakimura
    2025年4月29日
  • 3つ目の短編「花瓶」読了。 読みながらどうしても拭えない嫌悪感があるのは、きっと現実ではあまり知りたくない/見せられたくない他人の"本音"というか心の底が描かれているからだ。そしてきっと一部の読者がこうなるであろうことを十分に見越しての免罪符としての最初の一文がじわじわと効いてくる。 死についての淡々とした描写が秀逸。
  • うみ
    うみ
    @udn_dn
    2025年4月29日
  • ほしの
    ほしの
    @urmybluemoon
    2025年4月29日
    ひとつひとつの言葉遣いはとてもすきなのに、まったく頭に入ってこなくて、文字がただ紙の上に並んでいるだけに感じてつらかった わからなくて、くるしかったです。理解したくて、すきだと思いたくて読み進める申し訳なさ こころがずうんと重い。
  • 2つ目の短編「あなたの鼻がもう少し高ければ」読了。 自分からは(鏡をのぞかないかぎり)見えない自分の顔。中学生の頃は自分の顔が嫌いだったけど、たぶん鏡を見すぎていたんだと思う。顔だけじゃなく思春期特有の自己嫌悪や苦しさって自分のことを変に考えすぎていたせいだと大人になってから分かる… "っていうか顔って、なんなの?"(P64) シンプルだけど前後の流れから少しぞわっとして考えさせられる一文。面白かった。
  • よむよむ
    @md_15
    2025年4月27日
    コロナ禍に書かれた短編集 「娘について」が一番印象に残った。 帯に書かれてた「私、忘れたことないからね」。 言った側、言われた側の気持ちは同じじゃない と思うけどなんかゾッとした。 でも主人公の気持ち、わかるな、、という共感もあり、不思議。 「あなたの鼻がもう少し高ければ」もよかった。 現実を突きつけられて、傷付くけど、 うん、こういう思いすることあるよねって感じ
  • ひつじ。
    ひつじ。
    @sheep_a_z
    2025年4月27日
    「娘について」が一番怖かった
  • まず最初の短編「青かける青」を読了。 時間の軸がどこにあるのか分からない感じにぞわぞわしつつ、1つ1つよく考えるとどこまでも怖い気がして、脳が深く考えることを拒否したまま読み終えてしまった…。 読み終えてからこのタイトルの意味を考えてみたけど、まだよく分からないまま。 "現実"の世界では確かなものであるはずの時間の流れが不確実なものに感じられる怖さ。自分の足元までぐらりと揺らぎそうになる。
  • MURDERBEAR
    MURDERBEAR
    @murderbear
    2025年4月26日
  • いな夫
    いな夫
    @inao_kun
    2025年4月25日
  • 文庫化を知ってから読みたいなと思ってて、そして何となく久しぶりにネットじゃなくて本屋さんをぶらぶらして買いたくて、昨日ようやく購入。4月中に読みたい1冊。
  • 混沌
    混沌
    @kon_10n
    2025年4月24日
  • p.17 ねえ、戻れない場所がいっせいに咲くときが、世界にはあるね。ずっと、ずっと元気でいてください。
  • 五月
    五月
    @honto05
    2025年4月22日
    まーーーじでゾクゾクする、たまらん。
  • ゆふぃ
    ゆふぃ
    @yui-sakura
    2025年4月21日
  • una
    una
    @pechunina
    2025年4月21日
    春のこわいもの
  • una
    una
    @pechunina
    2025年4月21日
  • ラリン
    ラリン
    @rukiakun_
    2025年4月21日
  • ツユ
    ツユ
    @tsuyu__h
    2025年4月20日
    死、パンデミック、ルッキズム、誹謗中傷、支配欲、幽霊、選ばれないこと、毒親、友情。 全てが遠いようで近くて、突然思い出したように恐ろしかった。
  • mugentacuan
    mugentacuan
    @mugentacuan
    2025年4月19日
  • KUMA
    @KUMA_1122
    2025年4月19日
  • N
    N
    @my7nan
    2025年4月19日
  • 白森
    白森
    @bgr29
    2025年4月18日
    おばあちゃんの手紙があまりにも良すぎた。 言葉や口調が優しくて綺麗で大好きな世界だった。
  • おとわ
    おとわ
    @mofbook
    2025年4月18日
    心がざわざわした…客観視して読んでいるだけだと他人事で嫌な感じに思っても、よく考えたら人間ってそういう部分持ってるよな…って気づく。しっかり醜い部分を抉り取って見せられた気分。
  • r
    r
    @r
    2025年4月17日
  • なんか不思議な感覚とか聞くから買ってみた✌🏻
  • ❄︎
    ❄︎
    @cyph01
    2025年4月15日
    2020年春をちゃんと思い出す 渦巻く不安や絶望と裏腹にぽかんときもちのいい春の陽気
  • うな
    うな
    @unaregding
    2025年4月14日
  • ちまき
    ちまき
    @sumeshi
    2025年4月13日
  • やえ
    やえ
    @creepool
    2025年4月13日
    最初の20ページで涙が止まらなかった 溢れてくる言葉に胸がぎゅっとなる。
  • まる
    まる
    @hon_yomuyo1212
    2025年4月12日
    単行本の装丁そのまんま文庫になってくれて嬉しい🎀
  • 那月
    那月
    @na_tsuki
    2025年4月11日
    この先を知りたくないと思うのに、引き摺り込まれて読み終えてしまう。ふだんは目を逸らしている傷口や傷跡を見つめるような感じがする。
  • ちの
    ちの
    @chino_58
    2025年4月11日
  • 帳
    @tobari2003
    2025年4月10日
    帯文「六人の男女が体験する甘美きわまる地獄めぐり」 まさにその通り。特に最後の【娘について】は凄かった。総毛立った。アルコールが入ってなかったら読み切れなかったかもしらん。
  • Yoko
    @i_am_hpy
    2025年4月10日
  • たちゃ
    @am00_00_00
    2025年4月10日
    川上未映子の真骨頂、意地悪さが最大限に発揮されるのは短編だと思う
  • r
    r
    @r
    2025年4月9日
  • 三木
    三木
    @_mkkndayo
    2025年4月8日
  • のらねこ
    のらねこ
    @nora
    2025年4月7日
  • 帳
    @tobari2003
    2025年4月6日
    歯医者の診察が2分で終わった。意想外に時間が空いたのでお酒を飲もうと思って、その前に肴にする本を有隣堂で探す。川上未映子の文庫本が平積みされているのが目に留まり即購入。 p.17 ねえ、戻れない場所がいっせいに咲くときが、世界にはあるね。 読点の使いかたが、美しいなと思った。
  • 日々
    日々
    @hibi
    2025年4月6日
    春のこわいもの
  • まつし
    まつし
    @matsushi1120
    2025年4月5日
  • n
    n
    @pop4771
    2025年4月5日
  • ツユ
    ツユ
    @tsuyu__h
    2025年4月5日
  • たおやか
    たおやか
    @serene
    2025年4月3日
  • りか
    りか
    @rican_617
    2025年4月3日
  • 雪餅
    雪餅
    @yuki3daifuku
    2025年4月3日
  • 那月
    那月
    @na_tsuki
    2025年4月3日
    心がざわざわするような物語を読みたいときがある。 装幀が良いなと思ったら、名久井直子さんだった。 この方が手掛ける装幀、綺麗だな。
  • touno
    touno
    @to_u__no___
    2025年4月3日
  • oto
    oto
    @sakana__books
    2025年4月2日
    春にちなんで🌸 少なからず自分の中にもあるような、または自分も経験したことがあるような、人の嫌なところを覗いているような感覚だった。 どれも印象的だったけど、特に「娘のこと」はいろんなことを考えながら読んだ作品だった。主人公にも杏奈にも、同情したり嫌悪感を感じたり、読むたびに感じ方が変わった。 主人公の混沌とした思考を感じさせる、迫力ある筆致に引き込まれ、夢中で読んでしまった。
    春のこわいもの
  • kishirohara
    kishirohara
    @hidalinae
    2025年4月1日
    買いました 家に帰ってページをめくったら以前に読んだことを思い出した
  • シホ
    @shiho_photo
    2025年4月1日
  • うみ
    うみ
    @udn_dn
    2025年3月30日
  • スミヒラ
    @sumihira
    2025年3月30日
  • sun
    sun
    @book3
    2025年3月29日
  • MURDERBEAR
    MURDERBEAR
    @murderbear
    2025年3月29日
    川上未映子さんの作品は初めて購入
  • 瀬崎 巧
    瀬崎 巧
    @record3636
    2025年3月29日
  • 木村久佳
    木村久佳
    @kuCCakimura
    2025年3月28日
  • 瀬崎 巧
    瀬崎 巧
    @record3636
    2025年3月28日
  • やえ
    やえ
    @creepool
    2025年3月28日
  • mingo
    mingo
    @flafla-mingo
    2025年3月28日
    文庫化したことを著者Twitterで知って。春が終わる前に読みたい
  • 海蛍
    @sea_firefly
    2025年3月28日
  • oto
    oto
    @sakana__books
    2025年3月27日
  • いぬ
    @inapon
    2025年3月27日
  • ほのめ
    ほのめ
    @udonco
    2025年3月27日
  • oto
    oto
    @sakana__books
    2025年3月25日
  • niki-o-
    niki-o-
    @niki_1181
    2025年3月25日
  • まみ
    @mami2025
    1900年1月1日
  • たかた
    たかた
    @7h7m7sgggg
    1900年1月1日
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