K "新聞記者がネット記事をバズら..." 2025年4月30日

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@weitangshaobing
2025年4月30日
新聞記者がネット記事をバズらせるために考えたこと
【よかったところ、好きなところ引用】 デジタルの世界では、自分と無関係な他人事と、自分に関係のある「自分事」という対比がキーワードになることが多い。おそらくその理由は、ネットに情報があふれすぎているため、「自分に関係するかどうか」という観点で取捨選択をしないと〝情報の洪水〟に飲み込まれてしまう恐れを読者が感じているからだと考えている。 「読者が今、何を求めているのか」をかぎ分けるのは簡単ではない。一方で、それは報道機関の本来の仕事とも言える。新聞記者の記事がデジタルであまり読まれなかったのは、書き方以前に、読者が「知りたい」と思っていることに本当の意味で応えようとしてこなかったからかもしれない。 目指すべきなのは取材した内容をできるだけ分かりやすく伝えて内容を理解してもらうことであり、表現の美しさを競うわけでもなく、洗練された文章を読ませたいという狙いもない。 能動的に情報を得たい人と、受動的に情報を得たい人が必ずしも別人でない点だ。同じ一人の中に双方が存在していることにある。新聞読者である私自身が、デジタル読者でもある。新聞を広げて能動的にニュースを把握しようとする時と、通勤時や暇な時にスマホに表示された記事を受動的に眺めている時がある。記事をどういうタイミングや状況で読むかによって、読者の心の持ちようも変わってくるのではないだろうか。
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