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@weitangshaobing
興味関心:フェミニズム、韓国、東アジア、ジェンダー、セクシュアリティ、外国語学習、海外ミステリー、メディア論、食文化、料理、旅
- 2025年7月6日ヘルシンキ 生活の練習朴沙羅買った読んでる
- 2025年7月6日ショートケーキは背中から平野紗季子読み終わった【好きなところ引用】 やっぱり虚無にはごはんが効く。失われた生命力はその日のうちに取り戻さなくちゃいけない。それからの私は、どれだけ追い詰められていようと、どれだけしんどかろうと、ものを食べる気力さえ残っている限りは必ずごはんを食べて 1日を終えることに決めた。それが自分が自分であるために執着すべき時間だとわかったからだ。(p.12) 店は開かれた存在だ。家と違って鍵がかかっていないのだから変人だろうが厄介者だろうが、ひとまずはどんな人でも受け入れる覚悟がないと成立しない。それってつくづくすごいことだ。いくら経済活動だといっても見ず知らずの人に席を用意し温かい飲みものや食事を提供して一時を過ごしてもらおうなんて、ギブの精神が根底にないとやっていられない。(p.101) 小休止 常温の水の味のつまらなさは異常。(p.146) パイの実食べると口の中がパサつくとか言っている人はナンセンスだ。パサつくのは当たり前だろう、むしろパイの実にとっての初めての水分となれることを光栄だと思えよ!(p.182)
- 2025年7月6日
- 2025年7月5日予言がはずれるとき 新装版スタンレー・シャクター,レオン・フェスティンガー,ヘンリー・W・リーケン,水野博介,釈徹宗気になる
- 2025年7月4日ババヤガの夜王谷晶気になる
- 2025年7月3日ショートケーキは背中から平野紗季子買った読んでる
- 2025年7月3日読み終わった【好きなところ引用】 だれかの存在に憂鬱になることもあるけど、だれかの気配に救われたりする。隣人もまた隣人の人生を生きている。わたしもあなたも同じように生活を営んでいる。他人に対する想像力はこの延長にある。おぼろげにしか感知していないとしても、その姿を想像すること。見えなくとも、そこにたしかに存在している。(p.62) どの職業でもいえることだけど、つくづく自分の生活はだれかの仕事で成り立っている。だれかの誇りのおかげで、わたしが知りえない恩恵を享受している。立ち向かうものの大きさに、わたしはただ圧倒されるだけだけど、それに立ち向かってなんとかやっている人たちがいると思うと、その事実に感動した。(p.147) 日記を通して、だれかの生きる痕跡を知ることで、今日という同じ日を生きる同志がいるのだと、わたしは勇気づけられていた。わたしに送られたすべての日記にわたしは救われていたのだ。(p.235) セックスは最大限のコミュニケーションであるから、話が通じない人に自分の身を委ねることはない。男性と一対一になったら、女であるわたしはどうやったって勝つことはできない。だから、自分にいやなことはしないだろうという安心があるかどうかが、かなり重要なチェック項目になると思う。それにまともに会話もできないような人間が、相手に快楽を与えることはできないと思う。セックス、なめんな。(p.196)
- 2025年7月1日自炊の壁佐々木典士,山口祐加読み終わった【好きなところ引用】 自炊することは、資本主義の仕組みと戦っているようなところもあります。今は一分一秒でも時間が生まれたら、ついスマホを見たくなって、コンテンツ産業に時間を奪われてしまう。料理はそこから少し距離を置いて、自分に食べさせていく、自分の命を生かしていく行為ですね。(p.24) 今日の気分に合わせて、自分が食べたいものを作れたときは本当に気持ちがいいんですよね。「この気持ちよさを、いつでも自分の手で作り出せるんだ」と思うと、なんだか大丈夫って思えるんです。(p.48) 失敗するのが嫌な自分を克服するための自炊という意味合いもあると思うんですよ。仕事で何度も失敗するのは、迷惑をかけたり評価が下がっちゃうからあんまりできないけど、自分で食べるだけならいくら失敗したって別にいい。(p.175) 時間に余裕さえあれば、洗い物もマインドフルネス的で楽しい。そして「めんどくさい」シールをいろいろなものに貼り続けていると、本当にスマホを見ること以外のすべてがめんどくさいものになってしまうような気もします。(p.331)
- 2025年7月1日
- 2025年6月30日働くことの人類学【活字版】 仕事と自由をめぐる8つの対話松村圭一郎,コクヨ野外学習センター気になる
- 2025年6月30日
- 2025年6月29日毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記北原みのり読み終わった【よかったところ引用】 この社会に生きていれば、不美人であることの不遇を、女は痛いほど感じている。女は、男のようにブスを笑えない。自分がブスだ、と自虐はしても、他人のブスは笑わない。それは天につばするようなものだから。そんな社会で、佳苗は、軽々と〝ブス〟を超えたように見えるのかもしれない。容姿を自虐することなく、卑屈になることもなく、常に堂々と振る舞う佳苗。不美人を笑う男たちを嘲笑うように利用したのは、不美人の佳苗だ。そこに女は、佳苗の新しさをみる。(p.88) 50代の男性裁判長は、佳苗に厳しかった。繰り返し被害者の男性たちを「結婚に対して普通の価値観の男性」と表現し、佳苗の異常さを際立たせた。そんな裁判長の価値観は、裁判員の判断に何か影響を与えることはないのだろうか。(p.191) 結局のところ、私たちは、未だに女のセックスや女の容姿、つまりは女であることを取り扱いかねているのかもしれない。なぜ女は体を売って悪いのか、なぜその職業がこんなに貶められているのか、なぜ男は買い続けるのか、結婚に私たちは何を求めているのか、無償のセックスで女は何を得られるのか。女はこの社会でどう生きれば、愛されるのだろう。自由になれるのだろう。(p.206)
- 2025年6月29日
- 2025年6月28日
- 2025年6月28日毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記北原みのり買った読んでる
- 2025年6月28日BUTTER柚木麻子読み終わった【ネタバレにならない好きなところ引用】 日本女性は、我慢強さや努力やストイックさと同時に女らしさと柔らかさ、男性へのケアも当たり前のように要求される。その両立がどうしても出来なくて、誰もが苦しみながら努力を強いられている。でも、あなたを見ているとはっきり、わかるんです。そんなもの、両立できなくて当たり前だって。両立したところで、私たちは何も救われないんだって。いつまで経っても自由になれっこないんだって(p.132) 壁を築くとは何も肩をいからせ、他者を拒絶することではない。一人の作業に没頭し、おのれの砦を守ることではないだろうか。壁の素材は硬いレンガや冷たいコンクリートではなくても構わない。甘く柔らかいお菓子だっていいのだ。(p.187) どんな境遇であれ、少しでも快適にしようとする女の知恵、自分好みに環境をカスタマイズできる女の逞しさを、保守的な男ほど疎んじるものだ。でも、それこそが彼らが女になによりも求める家事能力の核に他ならない。どうしてその矛盾に気づかないのだろう。家庭的な女でさえあれば、自分たちを凌駕するような能力を持たない、言いなりになりやすい、とどうして決め付けているのだろう。家事ほど、才能とエゴイズムとある種の狂気が必要な分野はないというのに。(p.312) 「あなたが一体全体、どんな奇行をやらかしたのかと思ったら、あの女、ただ太っただけだっていうのよ。心配で仕方がないんだ、って。あなたが太ったから、もう世間の常識みたいなところから離れてしまったんだ、って。他人の体型が変わっただけでよくもまあ、あれだけ心を乱せるわよね。どいつも、こいつも……。どれだけ他人が気になるのよ? 他人の形がどんなふうか、他人がその欲望を開放しているかしていないか。そんなことで不安になったり優越感を持ったりするなんて、異常だわ。他人の形が、自分の内側で起きていることよりも、ずっとずっと気になって仕方がないっておかしいわよ」(p.286)
- 2025年6月26日BUTTER柚木麻子買った
- 2025年6月22日帰りたいカミーラ・シャムジー,安納令奈,金原瑞人気になる
- 2025年6月17日自分のために料理を作る山口祐加,星野概念気になる
- 2025年6月16日自炊の壁佐々木典士,山口祐加買った読んでる
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