
チャトラビ
@beekichi
2025年4月30日

遠くまで歩く
柴崎友香
読み終わった
@ 待合室
p344
またすぐに会える、いつでも行けると思って、そのまま会っていなかったり行かなかったりすることはこれまでの人生の中で数多くあったが、それがこの数年の行動が制限されていた期間にくっきりと意識された。またすぐ、いつでも、と思っていても、それが突然できなくなる、「次」が気軽な当たり前のものではなくなるかもしれないことがよくわかった。
ヤマネだけでなく、他の五人もそれをよく知っているから、今日はここに来たし、また会いましょうと話すのだ。
読後の余韻が心地よくて、まだしばらく302教室の人たちと歩いていたい気持ち。
新聞連載を読んでた人は、毎日楽しみで連載中は新聞やめられなかっただろうな。好きな回を挿絵とあわせて切り抜いたりして。