
川端 彩香
@ayaka_kawabata
2025年5月1日

読み終わった
読書日記
読み終わった!!!!(やっと)
コペルくんが正直に自分の過ちを認めて、北見くんたちに素直に謝るところ、大人子ども関わらずなかなかできることじゃないよなぁとしみじみ思った。大人になってからは余計に、そういう人いっぱい見てきた気がする。
過ち認めん人もおるし、認めたとしても謝罪せん人もおるし、謝罪したとしても上べだけとか「なんかごめん」みたいにふわっとしか謝れん人もおるし(やったら謝ってもらわん方がマシとさえ思う)。
タイトル通り、1人の人間としてどう生きていくのか、読み終わったときに考えさせられた1冊でした。再読したい本にランクインです🫶🏻
【心に残った言葉たち】
・王位をうばわれた国王以外に、だれが国王でないことを不幸に感じるものがあろう。
・かた方の目の人が自分を不幸に感じるのも、本来人間が二つの目をそなえているはずなのに、それを欠いているからだ。人間というものが、もともと目を一つしかもっていないものだったら、そのことを悲しむものはいないに違いない。いや、むしろ二つ目をもって生まれたら、身体に障害があって生まれたものだと思うかもしれない。
・悲しいことや、つらいことや、苦しいことに出あうおかげで、ぼくたちは、本来人間がどういうものであるかということを知る
・苦痛を感じ、それによって、からだの故障を知るということは、からだがほんとうの状態にいないということを、苦痛がぼくたちに知らせてくれるということ
・苦しみの中でも、いちばん深くぼくたちの心につき入り、ぼくたちの目からいちばんつらい涙をしぼり出すものは、自分がとりかえしのつかないあやまちを犯してしまったという意識だ。自分の行動をふりかえってみて、道義の心からから、「しまった」と考えるほどつらいことは、おそらくほかにはないだろうと思う。
・ぼくたちは、自分で自分を決定する力をもっている。だからあやまりを犯すこともある。しかしぼくたちは、自分で自分を決定する力をもっている。だから、あやまりから立ちなおることもできるのだ。

