
もぐもぐ羊
@sleep_sheep
2025年5月1日

厨房から見たロシア
ヴィトルト・シャブウォフスキ,
芝田文乃
まだ読んでる
第十の皿はブレジネフ時代からクレムリンで働いていたヴィクトル・ベリャーエフが語る自分が料理人になった経緯からブレジネフ時代の料理について。
この時代が「食べ物で相手を威圧する」のに熱心だったが、軍事産業と宇宙産業でお金がない中で食べ物にも贅を尽くしたせいで国中の食べ物がなくなり、国民がモスクワに食べ物を買いに押し寄せるほど地方には食べるものがなかったらしい。
ヴィクトル・ベリャーエフはこの後も登場するのでどの権力者の料理人まで務めたのか、この先を読むのが楽しみになった。
●第一の皿 イヴァン・ハリトーノフ 最後の皇帝の料理人
●第二の皿 シューラ・ヴォロビヨワ レーニンの料理人
●第三の皿 ハンナ・バサラバ 大飢饉(ホロドモール)
●第四の皿 山での出会い スターリンの厨房
●第五の皿 美女とベリヤ スターリンの料理人とその妻
●第六の皿 タマーラ・アンドレーエヴナ 包囲下のレニングラードのパン職人
●第七の皿 遺体発掘 戦時下の料理
●第八の皿 ヤルタの饗宴
●第九の皿 ファイナ・カゼツカヤ ガガーリンの料理人
●第十の皿 クレムリンの料理人
○第十一の皿 ママ・ニーナ アフガニスタンの料理人
○第十二の皿 ヴィクトル・ベリャーエフ再登場
○第十三の皿 おとぎ話 チェルノブイリの厨房
○第十四の皿 ヴィクトル・ベリャーエフ再々登場
○第十五の皿 ポリーナ・イワノワ 猪肉のグヤーシュ、あるいはソ連最後の晩餐
○第十六の皿 スピリドン・プーチン サナトリウムの料理人
○第十七の皿 チェブレキ クリミア・タタール人の料理人
○第十八の皿 ヴィクトル・ベリャーエフ最後の登場
