ちーさん。 "ショートケーキは背中から" 2025年5月2日

ショートケーキは背中から
『味噌味のとろめくスープをまとったお米に黄金の半熟卵を割り入れた汁かけ飯の神々しさたるや。』 『料理とは、明日なにがあるかもわからない世界で無事に生きて迎えられた今日を寿ぐ(ことほぐ)ものであり、その先を照らす切実な光であるのかもしれない。どうかみなさんお元気で。過去と今とをつなぎとめるお仕事をしてくださる方がいることで、そう実感できる。』 (小休止)『大好きだった地方のクッキー屋さん。時々買えるのが嬉しくてそのたび楽しみにしていたら、数年前に東京にお店ができた。気軽に買えるのは嬉しいけど、東京で買えるとわかって食べてみたら味が落ちたように感じられた。人間の舌はどうかしている。クッキー屋さんは悪くない。悪いのはいつも自分。』 簡単に手に入れられるようになると、その味に物足りなさや感動を得られなくなるのは何故なんだろう。 食べ物の味自体は何も変わらないはずなのに、その時々の自分の環境や感情によって、味が左右される気がする。
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