
ザムザ
@zamzy733
2025年5月2日

イルカと否定神学
斎藤環
読み終わった
@ 自宅
イルカと否定神学。こいつは人名に変換すると、ベイトソンとラカン。
読むとイルカ要素少なくて残念になるが、内容はグンバツ。
イルカはコンテクストの別名。ベイトソンの学習理論がイルカを例にしているのが由来。
学習はゼロに始まりⅣまである。
著者が推してるのはそのうちの学習IIと学習Ⅲ。
学習IIはコンテクストの学習で、学習Ⅲは他のコンテクストへの気づきから、自分のコンテクストを検討する、そんな学習。
精神医療でいったら、美容的な現状を生成しているコンテクストを変性させるきっかけみたいなものとして導入されているのが、こうしたイルカ。
否定神学のほうは、イルカが跳ねるためのエンジンとして、私たちがナチュラルに実装している言葉の働き。
関心したのは、著者がしきりにゴールや目標を設定「しない」ことが肝心だと説いていたこと。それは桎梏の別名らしい。
