清水美穂子 "アメリカの鱒釣り" 2025年5月3日

アメリカの鱒釣り
アメリカの鱒釣り
リチャード・ブローティガン
「老婦人は老犬を飼っていたが、これはもう犬とは呼べないような代物で、すっかりよぼよぼで、ぬいぐるみのように見えた」 公園で読むための本を持ってこなかったので、途中の図書館で借りて再読している。 ブローティガンな気分だったので。 「かれの作品をいくつか読むのなら、『アメリカの鱒釣り』から始めるのがいいと思う。また、もし、ブローティガンの作品はひとつだけしか読まないというのなら、『アメリカの鱒釣り』がいいと思う。『鱒釣り』には、ブローティガンのいいところが、まとめてつまっているように感じられるからだ」 と、翻訳者の藤本和子さんは書いている(この人の訳もエッセイも大好きだ)。 わたしは『西瓜糖の日々』がいいな。 そのあとに、柴田元幸さんの解説もついていて、 この文庫本、すごくいい。
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