アメリカの鱒釣り

アメリカの鱒釣り
アメリカの鱒釣り
リチャード・ブローティガン
新潮社
2005年7月28日
17件の記録
  • 「老婦人は老犬を飼っていたが、これはもう犬とは呼べないような代物で、すっかりよぼよぼで、ぬいぐるみのように見えた」 公園で読むための本を持ってこなかったので、途中の図書館で借りて再読している。 ブローティガンな気分だったので。 「かれの作品をいくつか読むのなら、『アメリカの鱒釣り』から始めるのがいいと思う。また、もし、ブローティガンの作品はひとつだけしか読まないというのなら、『アメリカの鱒釣り』がいいと思う。『鱒釣り』には、ブローティガンのいいところが、まとめてつまっているように感じられるからだ」 と、翻訳者の藤本和子さんは書いている(この人の訳もエッセイも大好きだ)。 わたしは『西瓜糖の日々』がいいな。 そのあとに、柴田元幸さんの解説もついていて、 この文庫本、すごくいい。
  • Lusna
    Lusna
    @Estrella
    2025年4月19日
    解説にもあるが敗残者の救済は文面からも伝わってきた。訳が新しくなれば<アメリカの鱒釣りのちんちくりん>なども違う表現ができるだろうか。翻訳が難しそうな表現が多いけど、ブローティガンの世界観はよく伝わってくる。 解説の柴田元幸さんが文庫化してほしい小説として「百年の孤独」「見えない都市」と本書を挙げていたが、好みは「見えない都市」だな。
  • ricochet
    ricochet
    @ricochet
    2025年4月11日
    多分10年ぶりぐらいに再読。当時は西瓜糖の日々や芝生の復讐の方がセンチメンタルな美しさを感じて好きだったけど、アメリカの鱒釣りの奇妙にリアリティを感じるところもいいな、と思い直した。 それぞれのピースにどんな絵が描いてあるのか、それが世界のどこにはまるのかはよく分からないが、寄せ集められたピースは不思議に美しい光を放っている。 藤本和子訳の素晴らしさは言うまでもないけど、訳者あとがきがこれまた美しく面白く知見にあふれていて素晴らしい。
  • izy
    izy
    @izy
    2025年4月11日
    意味が意味を為さない。感想を書いても、自分のなかで印象を固定化できない。こいつは一体なにを言ってやがるんだ、と、笑い飛ばす読者の横にぽかりと奈落が空いているような小説。 幻想が真理であったってかまわないのだと思う。だって誰かの中で真理であるなら、それは否定のしようがない。何かを考えついてしまったことで、束の間の絶対が生じることもあるだろう。みんなが幻想に耽ったら、平和な世の中になるんじゃないか。イマジンはそういう歌ではなかったか。
    アメリカの鱒釣り
  • ricochet
    ricochet
    @ricochet
    2025年4月7日
    夜寝る前に少し読んでる。頭の中が静かになってよく眠れる気がする。
  • okihiko
    okihiko
    @isawcowtipping
    2025年3月10日
  • mkt
    mkt
    @mkthnsk
    2025年3月8日
    初めてブローティガン読んだのはこの本。びっくりした。面白すぎて。 ずっと昔に読んだハーモニーコリンのクランクアップを思い出した。
  • 訳者・藤本和子、思いつくどんな言葉を以ってしても、とうてい讃えきれない。
  • 当時のアメリカの歴史を知るともっと理解できると思った
  • 白雨
    白雨
    @nocturnalism
    2025年3月6日
  • リクトー
    リクトー
    @riktoh
    2025年3月5日
    よかったです。特に、208号室が最高だった
  • あんどん書房
    あんどん書房
    @andn
    2025年2月16日
  • Ouka
    Ouka
    @pageturner
    2024年3月25日
  • RIYO BOOKS
    RIYO BOOKS
    @riyo_books
    2021年10月10日
    いま『アメリカの鱒釣り』を読み直して、かつて以上に感じられるのは、アル中や失業者といった敗残者たちに対するブローティガンの優しい視線である。 ──柴田元幸
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