
さよ子
@syk___ily
2025年5月3日

第四間氷期
安部公房
読み終わった
未来を予測する「機械」、現代だとAIや人工知能と呼ばれ今や私たちの生活に広く馴染んだこの代物を安部は60年以上前に考え出した。
「機械」は未来を予測し、やがて生みの親である勝見博
土を死へ誘う。
序曲の序文が「機械」の話す未来だとわかった時のゾワゾワ感……!
最後の涙を流すシーンを美しいと感じるのは地上に生きる人間故の感情であって同じ水棲人間は醜く思うのだろうか。
読み終わった後、顔を上げると広がる現実が酷く恐ろしく見えた。

