
もん
@_mom_n
2025年5月3日

友だちになるかは迷った
垂井真,
稲荷直史,
葉山莉子
読み終わった
心に残る一節
@ 自宅
私は垂井真さんがめちゃくちゃ好きかもしれないと気づき、積読から引っ張り出して読んだ。やっぱりめちゃくちゃ好きだった。
垂井さんの日記にはくどうれいんさんや若菜晃子さんのお名前が登場していて、自分と好きなものが似ているのかも、と思った。
葉山さんと稲荷さんの文章もとてもよく、なにより3人の距離感が心地よい。本の構成や装丁も好き。
p.7
優しさの使い方がよくわかっていないところが勝手に自分と似ている気がしてしまって、まず人に話さないような感覚の話をしたら、何やらいろんな言葉を探している空白があったのちに、それしか言えないのが悔しいって顔で「え〜、わかる〜〜」と言ってくれた。
p.51
「わたしさ、あなたの喪主になりたい」「きみはねえ。おこがましいね。てかおれけっこう長生きするよ」「いまの生活しててそれはないよ」「きみは葬式にすらたぶんいけないのに」
p.81
こんな地獄でも天国に近づけたいし近づいて行きたい。片耳でラジオを聴きながらそう思った。


