
夜空
@karashi_wasabi
2025年5月4日

人間失格
太宰治
読み終わった
再読
もうすぐで今年も「新潮文庫の100冊」の季節がやってくるなと思い、過去のフェア購入本から『人間失格』を選び5年ぶりに再読。
前回読んだのは大学生のときで、その頃はずっと抱いてきた希死念慮がかなり強くなっていたのでこの本がすごく刺さった。
昔から人の顔色を伺い、人に合わせ、そうしているうちに本当の自分が分からなくなった自分と重なる部分がたくさんあった。
久しぶりに読み返すと初めて読んだあの頃ほどの感動はないけれど、それでも特別な一冊だな。
特に、幸福と裏切りを恐れる太宰の気持ちには今でもすごく共感できる。
コンスタンの『アドルフ』と、ドストエフスキーの『地下室の手記』も読んでみたい。




