
なこ
@nonbibiri75
2025年5月4日

読み終わった
借りてきた
感想
あらゆる方面からお叱りを受けそうなのを覚悟で言うと、「八百万の神版 聖☆おにいさん」です!
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福岡県太宰府市の四畳半アパートに住み、3日に1回くらい自分のお墓(太宰府天満宮)に通う菅原の、ほのぼのした日常が描かれています。
ちょっとやる気のないちょっと陰キャな菅原が太宰府の街にとてもよく馴染んでいます。氏子とそっと交流したり。神々との親交、主に飲み会、は恐ろしくも楽しそうです(大体が酒豪なので笑)。神様はこうやって見守ってくれてるんですね😊
「最古のネグレクト」だの「固定電話の子機のようなもの」だの、言い回しや設定が個人的に刺さりまくりずっとクスクス笑いながら読んでました。
美術館で天神縁起絵巻を見て以降、道真さんは一番好きな神様なんですが…縁起で見た俗まみれ人間くさい過激さと、この本の道真さんはキャラに乖離あるように思えます。でも縁起の内容もちゃんと触れられているので、大宰府(※旧名はてんがない)に左遷され天神様になるまでの凄みもご堪能ください。切ない…
街の描写がとてもリアル(行ったことあるので固有名詞等が事実だって私は分かりました)。この本を片手に聖地巡礼…太宰府や福岡の街を散歩してみたくなること請け合いです👍
今年図書館で借りた本は9冊目なのですが、再読のために欲しいなーって思ったのはこの本が初めて!
家族への推薦度★★★★★
(文体は読みやすいし、厚さもそこそこだし、神社好きの夫には刺さると思うわ)
