もん "ニューヨーク精神科医の人間図..." 2025年5月4日

もん
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@_mom_n
2025年5月4日
ニューヨーク精神科医の人間図書館
ニューヨーク精神科医の人間図書館
ナ・ジョンホ,
米津篤八
敬愛する精神科医 尾久守侑先生のXをきっかけに知り、ずっと読みたいと思っていた本。 この本を読む中でたくさんの忘れていたことを思い出した。 すごく丁寧に書かれたことが伝わる。読めてよかった。 p.141 自殺を考えたり実行に移したりする人は、自分が何をしても人生はよくならないという絶望感と無力感にさいなまれている場合がほとんどだ。そのような感情に視野をさえぎられると、人生を客観的に見られなくなってしまう。 p.156 いまの私は、精神疾患がさまざまな心理・社会的要因や、脳のホルモンと神経伝達物質の異常によって生じる医学的疾患であることを知っている。弱いからではなく、生物学的なメカニズムが病気の原因であることも理解している。しかし、私もかつては、スティグマや偏見から自由ではなかった。精神科医として何年も訓練を受け、患者に向き合うことで、ようやく自分のなかのスティグマや偏見を少しずつ崩すことができたのである。
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