
pamo
@pamo
2025年5月4日

私の最後の羊が死んだ
河崎秋子
読み終わった
感想
図書館本
図書館で偶然出会い、知られざる「羊飼い」という職業について知れるかも!と手に取ってみた本。
読み始めると、ちょっと肩すかし。羊飼いや羊という生き物についての描写はかなり淡白で、あまり具体的なイメージが湧かない。冒頭数ページでしばらく放置。
図書館の返却期限が迫ったので仕方なく読み始めると、どんどん面白くなっていく…!
大学卒業とともにニュージーランドのワーホリで住み込みの羊飼い実習、20代は実家の酪農業と羊飼いのダブルワーク、そして父親の介護、小説家になるためのチャレンジ…。
めまぐるしく、充実しながらもしんどい30代。
先が気になって一気に読んでしまった。
自分自身も同じくらいの年齢で転機を経験してきたので、「やっぱりみんなそうなんだ」という安心感と、「今後自分にもこういうことがあるかもしれない」という心の準備ができる。
夢に向かって突き進んだり、無理をして体や心を壊したり、なにかを辞めた経験がある人に刺さること間違いなし。
自分も果敢にチャレンジしていこう、とパワーをもらえる一冊。本棚に並べてお守りにしたい。


