
川端 彩香
@ayaka_kawabata
2025年5月5日

時をかけるゆとり (文春文庫)
朝井リョウ
読み始めた
読んでる
読書日記
積読
年表からクセが強い(笑)
外で読むの危ないぐらい、声出して笑った😂
エッセイ書く人って、これぐらいクセ強じゃないと読んどる側もおもんないんやろなぁ…私弱すぎるなぁ…(笑)
【ツボに入った言葉たち】
・まるでうんこなど存在していないかのようなきらびやかな場にいたとしても、活発でやんちゃな便意により「ここにだってうんこはある」という現実を思い知るのである。
・この時すでに、私の頭の中で地球は二つのエリアに区分される。トイレがある場所とトイレがない場所である。
・便意という名の青い稲妻
・私の抜群の棒読み演技が夢と希望に満ちた高校生たちを戦慄させる
・学祭というよりどうぞ出しゃばりな祭(さい)
・人間がぎゅうぎゅうづめになるきの二日間を真上から写真に納め「地獄」とでもタイトルを付ければアートに大変身
・カメラを借りられる日や、H、スタッフを務めるメンバーのスケジュールを確認した結果、ダイエットドキュメンタリーの製作にあてられる日数は一日だけとなった。もう一度言う。ダイエットドキュメンタリーの製作にあてられる日数は一日だけとなった。朝から夜までビデオカメラを回し続けたところでHは絶対に痩せない。
・もうなんのためにこんなものを作っているのか、誰もわからなくなっていた。こんなものを学祭で放映するぐらいなら、確保したスペースをゴミ箱にでもしてもらったほうがマシだ。誰もがそう思う中、Hはカメラの前でけなげにバナナを食べる。
・DVDの再生ボタンを押した途端、訪れたお客さんにとって人生で最も無駄な時間が流れ始めるのだ。しかもHは映像の中で全く痩せない。ただしっかりと三食を摂取するのみである。
・日付が変わるまで様々な緊急事態を考慮し続けたネガティブ頭が「野糞をするかもしれないのでトイレットペーパーを持参する」という珍回答を叩きだすまで、私は眠れなかった。
・バスローブ×ワイングラスの面白さなんて五秒くらいしか持続しなかった。
・このヘタレ衣装のせいでこれから一二五キロをスベり続ける運命
・もういい。もういい!頭の中で何かがプリンと切れたからだろうか、真夜中の三区はやたらと楽しかった。皆よく笑っている深夜の記念撮影写真をよく見ると、背景はラブホテルだった。きっと皆少しずつおかしくなっていたのだろう。
・歩いている夢を見て疲れたら最悪だ、と念じながら寝た結果、「メディア・リテラシーについて専門家と意見交換をする」という残念な夢を見た。物凄く疲れた。
・雨が降り始め、バスローブは驚異の吸水力を発揮し始めていた。心の底からオーマイガーである。
・四つ目の休憩所では有志のみが参加する体育祭が行われており、もうどこを見回しても変態しかいなかった。
・バスローブの吸水力は驚嘆すべきレベルに達しており、家に帰ったらこいつを八つ裂きにして雑巾にしてやろうと誓う。
・本当に、本当に、本当に、本当に、人生諦めなければ何だってできるのだ。だけどm、明日は何もできない。
・家に帰った瞬間にまとめて洗濯機に放り込んだ下着や荷物は、トイレットペーパーでぐちゃぐちゃになって洗濯ドラムから出てきた。一度も出番がなかったくせにそんな形で存在感を出してきたトイレットペーパーを見て、私は「もう知らない」とひとりごち、その日の授業を全てスッキリ休んだ。
・「FPを受講している」という謎の自尊心もあって、私たちは講義に通い続けた。回を重ねるごとに理解不能度は増していったが、周囲の友人に鼻の穴をふくらませながら「FP取ってるんだ」と吹聴することで、壊れそうな自分を保っていた。
・私は絶句していた。人生で初めての完全なる絶句だった。せっかくならもっと劇的な場面で初絶句をしてみたかったものだが、いかんせん「期末試験の内容がわからなさすぎて絶句」でsるためなんとも情けない。
・混雑する冬の竹下通りで、この人の視界に二度も違和感を与えるほど、私はわけのわからない髪色をしていたのだ。
・朝井・歩く恥部・リョウ
・後者のエピソードはさらっと書いてみたが、このまま流せないほどの偏差値の低さが窺える。
・ちらりと見えた脂肪のない腹に女子編集者が萌えていて、ビールやつまみ等をたくわえた自分の腹を私は呪った。
・単語帳を胸に抱えた生徒に「第一志望合格って書いてください!」と言われる度に「いま合格と書いているこの男は第一志望に落ちてるんだよ」と心の中でつぶやき疫病神のような気持ちになった。
・真っ黒に焼けたハンドボール部員にはカバンを差し出され、「ここにサインしてください!」と言われ、ここにサインしたらこれは朝井リョウのカバンみたいになるんだけどいいのかな、と思ったが、思いっきり記名させていただいた。
・そろそろあなたの心にも、ただ「麻布十番」という言葉の響きに惹かれたというマヌケな理由があぶりだしのように浮き出てきただろう。ほとんど正解である。
・もしこれがおしゃれイズムだったとしても、森泉くらいしか笑えないだろう。
・徹底された世界観の不統一
・私のスコールのような便意には執事も準備できまい。私でさえ準備できないのだから。
・地下にあった時間制の家を出るとそこには湿気むんむんの都会の街並みがあり、そこでやっと大きく息を吸うことができた。私はステュアート家の末裔でもなんでもない、ただの外反母趾気味の馬顔だ
・楽しかったことを書いてもなんにもおもしろくない
・前回はなんかいい感じで話を締めくくってしまった。バカバカ。自分を貶めるふりをしてリア充をアピールするエピソードを振りかざすなんて、私の嫌いなタイプのツイッターユーザーと同じではないか。
・歳を重ねるごとに女性はおもしろくなっていく
・もうすぐ誕生日だよおばさんにまた一歩近づくよ〜と笑う大学の女友達の肩にやさしく手を置いて言ってあげたい、何も怖がることはないよ、だってこれからはおもしろくなるのだから、と。
・先日実家に帰った際、母のエピソードを集めてエッセイを書きたいという旨を伝えた。父はニヤニヤし、母は「え〜」と言いながらまんざらでもなさそうであり、姉は突然「私のことを書いたら殺すからね」と精神的に赤紙を突き付けてきた。
・圧倒的に無益な読書体験がこの先両手を広げて待っている