
もん
@_mom_n
2025年5月5日

読み終わった
心に残る一節
@ 自宅
こんな風に考えてしまうのは自分だけかもしれない、と情けなく思っていた考え方がこの本にも書かれていた。
同じ感覚を持つ人に出会えたことが本当に嬉しく、もっと早く読んでおけばよかったと後悔。
自信をなくした時、孤独を感じた時、何もかもがどうでもよくなった時、私はきっとこの本を思い出して何度も読み返すだろうな。
p.36
世の中を見回すと、なんだかみんな普通にパートナーがいてびっくりする。生きるのが苦手だ、という内容の文書を共感しながら読んでいたら、途中でパートナーがいることが明らかになって、「なんだ、そっち側の人だったのか」と疎外感を覚えることがよくある。やっぱりみんな、そうなのか。
p.88
大体いつも、人の輪の中でそんなに喋らずなんとなくニコニコしていたせいか、「いい人」みたいに見られることが多かった気がする。だけど、僕のことを「いい人」だと思う人は見る目がないな、と思っていた。
p.92
生まれつき持っている、もしくは幼少期に抱えた歪みからは、成長すれば解放されるのだと思っていた。しかしそんなことはなかった。結局、自分がずっと抱えている歪みに対処したり、振り回されたりしているだけで人生は終わってしまうし、むしろそのこと自体が人生なのだ、ということに気づいてきた。気づいてしまった。どうしよう。
p.131
ものすごくうるさいのだけど、たしかに、いい。自分が雑音に飲み込まれて、雑音の中に溶けていくような。音に感情を撫でられ続けていて、余計なことを考えられない。なんだかもう、すべてがどうでもいいな。


