パーティーが終わって、中年が始まる

61件の記録
- もん@_mom_n2025年5月5日読み終わった心に残る一節@ 自宅こんな風に考えてしまうのは自分だけかもしれない、と情けなく思っていた考え方がこの本にも書かれていた。 同じ感覚を持つ人に出会えたことが本当に嬉しく、もっと早く読んでおけばよかったと後悔。 自信をなくした時、孤独を感じた時、何もかもがどうでもよくなった時、私はきっとこの本を思い出して何度も読み返すだろうな。 p.36 世の中を見回すと、なんだかみんな普通にパートナーがいてびっくりする。生きるのが苦手だ、という内容の文書を共感しながら読んでいたら、途中でパートナーがいることが明らかになって、「なんだ、そっち側の人だったのか」と疎外感を覚えることがよくある。やっぱりみんな、そうなのか。 p.88 大体いつも、人の輪の中でそんなに喋らずなんとなくニコニコしていたせいか、「いい人」みたいに見られることが多かった気がする。だけど、僕のことを「いい人」だと思う人は見る目がないな、と思っていた。 p.92 生まれつき持っている、もしくは幼少期に抱えた歪みからは、成長すれば解放されるのだと思っていた。しかしそんなことはなかった。結局、自分がずっと抱えている歪みに対処したり、振り回されたりしているだけで人生は終わってしまうし、むしろそのこと自体が人生なのだ、ということに気づいてきた。気づいてしまった。どうしよう。 p.131 ものすごくうるさいのだけど、たしかに、いい。自分が雑音に飲み込まれて、雑音の中に溶けていくような。音に感情を撫でられ続けていて、余計なことを考えられない。なんだかもう、すべてがどうでもいいな。
- さや@saya_shoten2025年3月28日買った読み終わった何となくギクッとしたのは、振り返ると30代までが一番動けていた、楽しかった、みたいな記述。 休暇の取りにくさやコロナで行きたい場所に行けないのがデフォルトになってきて、もう別に動画とかで行った気になれるし、行かなくてもいいかな~、行く前の準備も行った後も疲れるし、と思い始めた頃に読んだからだろう。 気力体力財力的に行けなくなってから後悔するより、とりま行ってみよーと、去年くらいからちょっとずつ長年行きたかった場所や、今までなら踏み入れなかった場所や人に会いに行ったり、自分から話しかけてみたりしている。いつも話してる人とも、いつもとは違う話題を振ってみて盛り上がったりする(この本の話をしたりするのもまた楽しい!) 毎日がパーティー、とまではいかなくても、なんか良い感じの日が続いているので、デフォルトがそうなっていくといいなー。 あなたのパーティーはどこから?あるいはいつまで?それともこれから?
- 紙村綴@kamimura_tsuduru2025年3月26日読み終わった今までに見たことのない何かに期待する気持ちが全くなくなってしまったら、また京都に住んでみようか。でも、もう少しだけ東京で、何もかもがすごいスピードで移り変わってしまう、この異常な速度の都市で、地に足がつかないようなことをやっていたい。(127ページ)
- Suzuki@finto__2025年3月20日読み終わった★★★☆☆ 「その頃は、現実や社会というものが怖くてしかたがなかった。知らない人に会いたくなかった。本やネットで得た知識だけですべてをわかったような顔をしていた。人生というものに現実感が持てなくて、すべてテレビゲームと同じように感じていた。人生の本番はまだ始まっていない。今はまだ何をやったらいいかわからないけど、そのうちもうちょっとちゃんとできるようになるはずだ。そのときがきたらがんばろう。そんなふうにいつも思いながら、何も行動には移さず、惰性のままにだらだらと無為な毎日を送っていた。 こんなんじゃいけない、というのは、わかっていた。でも、現実というものがよくわからなすぎて、怖かったのだ。」p14
- 空色栞@reads_2025032025年3月15日聴き終わったaudible で再生済み。 「四十代半ばになった今、つかまってしまったな、という感覚がある」 phaさんを知らずになんとなく聴き始めて面白くて最後まで一気に聴いてしまった。
- ゆうこ@miichan19752025年3月12日読み終わった図書館本同年代の著者。ちょっと私の方が上だけど、学生時代の京都の話はとても懐かしい!著者は京都大学だけど、私はぜんぜん、普通クラスの女子大やったけど、ご縁あって熊野寮とかに遊びに行ってたし、四条河原町も庭だったなー。 しかし、こんなモラトリアムな生き方で40までいけちゃうのスゴイわ。
- Ai@aaaai2025年3月9日かつて読んだ自分の可能性を信じ好きなように歩いていける20代、30代の行き方を閉じて中年に入っていくことを「パーティーが終わる」と表現するセンス…! 歳を重ねることによる喪失の過程は、哀しく、諦念に満ちて、意外とやさしい。
- ゆうこ@miichan19752025年3月6日読んでる図書館本同年代で、大阪出身で大学も京都で、どこかで、すれ違ってるんじゃないかなw って思って読み始めましたが。 同じ時代に生きて、中年になったけど、安定志向ではないから、もしすれ違ってても出会うことはなかったかもしれないなって思いながら、楽しみながら読んでます。とても面白くて読みやすい文章を書けるのは、やはり頭はええんだろうなぁ。
- もちこ@mochi_books2025年2月22日phaさんはエリーツというバンドを見た時に初めて知って、日本一有名なニートというフレーズだけ覚えていたけどこんなに面白い日々を送っていたんだと驚いた シェアハウスに暮らすのは抵抗あるけど遊びに行ってみたいと思った。ガレージの中にテント貼って暮らすとかめちゃくちゃ楽しそう 歳を取るにつれて死について考えなくなったというのはなんとなくわかる。若者からするとあまりに遠い現象すぎて神秘的なものに感じるみたいな、、みんな歳取るとちゃんと生活するようになるのは死が身近になってくるからなのか オーディブルは勝手に読んでくれるの楽だけど、楽なだけあって細かい表現とか固有名詞が全然頭に入らないな🥹 もう1回ちゃんと文字を追って読もうと思う
- John9zaku@exzaku2025年2月21日読み終わった本当にタイトルが素晴らしい。中年の危機への共感を求めて読んでも、個人的には収穫なしだったのは、微妙な世代差とカルチャー好みの違いか。文体と内容に少し鼻がつくなと感じたのは、自分に似た何かがあったからだろう。恥ずい