
おもち
@alpaco
2025年5月5日

兄の終い
村井理子
読み終わった
借りてきた
仲が良いとは言えなかった家族に対して、こんなにからりとしたまっすぐな文章で、ラストの気持ちにたどりつける作者はとても強い人だな。でも人を肯定できた時、その人を含む自分をも肯定できるのかもしれない。自身がいなくなったあとに、ひとりでも自分の人生の一片を見てくれていたり、肯定してくれようとしてくれる人がいたら嬉しいだろうな。生きてる人も亡くなってしまった人もみんな頑張っていることが痛いほどに伝わって来る一冊でした。



