
ズズキ
@zukkiziburi
2025年5月5日

読めない人のための村上春樹入門
仁平千香子
買った
読み終わった
▼購入背景
村上春樹の本は最後まで読めたことなく、タイトル名を見てビビってきて古本屋で購入。
内容を大要約すると、「自由の困難さ、自由に生きるための想像力を描いている。自由を得るには自己を見つめること。外に答えを求めるのではなく、事故から探し出すことが何より重要」
▼お気に入りの文を抜粋
•とにかく一度でいいから、持てる力をそっくり振り絞って小説を書いてみたかった。駄目なら駄目でしょうがない。また最初からやり直せばいいじゃないか、そう思いました。
•人生はたった一度しかないんだから、とにかく自分のやりたいことを、やりたいようにやっていこうと最初から腹を決めていました。
•「それをしているとき、あなたは楽しい気持ちになれますか?」というのがひとつの基準になるんだろうと思います。もしそこに自然発生的な楽しみや喜びを見出すことができなければ、〜中略〜楽しさを邪魔している余分な部分、不自然な要素を、片端から放り出していかなくてはなりません。
『職業としての小説家』より
•スパゲッティを茹でるという豊かさ
自分のこだわり、楽しみを邪魔されず味わう豊かさを得ることが自由となる。
▼感想
最近人と比較して自分はまだまだだと焦って趣味に没頭できていなかったに悩んでいたので、心が少し軽くなったような気がします。
ただ、本としては同じテーマを一貫として様々な切り口から見せているだけではあったので、意外性はあまりありません。読みやすい本ではありました。
