
よあけ
@mogumogu
2025年5月5日

感応グラン=ギニョル
空木春宵
読み終わった
残酷で、耽美な物語。登場人物はそれぞれ傷を抱えているが、可哀想な私であることを拒絶し、私らしく生きようとする。そんな印象のお話たち。
SFらしい特殊な(そして美しく耽美な)設定がなされているのだけれど、最初は全容がわからず、読み進めるうちに少しずつ事情が理解できていくのも面白い。しかも、全容がわからないことでの読みにくさも全くない。
空木春宵先生の単著はまだこれと『感傷ファンタスマゴリィ』だけのようだが、久々に著作を追いかけたい先生かもしれない、、!


