
数奇
@suuqi
2025年5月6日

街とその不確かな壁(上)
村上春樹
読み終わった
2年前に単行本で読んだが文庫版が出たので購入して再読。ひとまず上巻を読み終わった。改めて、孤独というものの描かれ方がとても鋭く、まるで自分のために書かれた小説なのではと錯覚させてくれる。孤独によって世界から見放されてしまったように感じ、生きている現実がまるで現実ではないような違和感に襲われる。そんな感覚を、空想の「街」という存在を通して物語として描いてくれる。下巻からはよりその内容が深まっていくのでそちらも再読が楽しみ。






