街とその不確かな壁(上)
107件の記録
monami@kiroku_library2025年11月23日読み終わった聴き終わった再読。 最初にこの本を読んだ時、サンライズ出雲で山陰へ行き、足立美術館へと向かう電車に揺られながらページをめくった。 あの時に見たいくつもの山々と、その山あいに流れる川のことをこの本を通じて思い出す。 そして、この本は宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』を私に彷彿とさせる。 名作を数多残してきた、慣れ親しんだ表現者のみせるカオス。当人の本当にしたかったであろう表現がふんだんにかかれた、ある意味童心にでも帰ったみたいな作品。

アマヤドリ@amayadori2025年10月31日読み終わったaudible『世界の終わり…』の続きをいつか読みたいとずっと切望していたけれど、あの本はあの形で完全に完結していたのだ、ということを読みながら考えていた。 でもそれはこの『街とその不確かな壁』が面白くなかったからがっかりしている、ということではない。 読みながら、何故解説を与えてしまうのか、あれ以上の説明や付け足しは必要なかった、という気持ちになりながらも、でも私も『世界の終わり…』を読んだ時からは何十年も歳をとって、もちろん作者も同じだけど歳をとって、それでもあの物語を語り直す必要があったのだろうと思うし、だとしたらそれは何なのかな、知りたい。という風に思う。 最後(下巻)まで読んだらそれが見えてくるだろうか。







アマヤドリ@amayadori2025年10月29日読み始めたaudible『世界の終わり…』を読み終わってから何年も続編の発表を待っていたことを思い出す。(『ねじまき鳥』の出版の時に続編かもと言われていたことも) まだ途中だけれど、『世界の終わり…』に感じた魔法にはまだかけられていない感じ。 いかにも村上春樹的文体が続いているが、今の所まだ何も起こっておらず、この先どんな風に疾走するのか楽しみ。 (しかしaudible版は下巻の発表が来年なのだった)
サリュウ@sly_notsry2025年10月15日読んでる今年は制作でほんとうに本が読めなかった(というか、制作に関係する本しか読めなかった)ので、読書のリハビリ……みたいな感覚でゆっくりゆっくり読んでいる。なんというか、身体にやさしい展開がいまのところ続いている。これからどうなるか。
高山碧瑶@uya_202509062025年9月25日買った読み終わった@ 飯野書店壁、影と平行世界というモチーフは『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』と共通している。しかしこの壁に囲まれた街とは何を暗示しているのか。壁とは頭蓋骨のことなのか自他の境界のことなのか、、、、 第1部では2つの世界を行き来していて『世界の終わり、、、』と似た展開を予想していたが第2部では一転現実世界だけで話が展開され始める。 いよいよどう落ちるのか気になってきた
- Shrimp@shrimp_5152025年9月6日読み終わった細かな描写に、その景色や人物を想像せずにはいられない。現実では起こり得ないことのはずなのに、もしかしたらそんな世界もあるのでは、、、と思わされてしまう。登場人物の感情、物事の価値観、すごくリアルに伝わってくる。次に何が起こるのか、どんな風に締め括られるのか気になる。10年前読んだ「1Q84」がすごく印象に残ってるから、他の作品読むの迷ってたけど、またあのときと同じような感覚を味わってる。


茅野@mizuumis2025年8月20日読んでるようやく読んでいる 少女へのこだわりはもはや宮崎駿との同型として捉えている 世界の終りと〜は、夢読みに骨をこつこつと叩くのが印象的だったのだなと、バリアントを読んで思う


kei@k32452025年8月11日読み終わった村上春樹著「街とその不確かな壁」読了。 2025/8 1冊目 ◎サマリ ・どこかで読んだことあるな…あー「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」か ・いまだに魅了される村上春樹の描く死を薄めた世界観 ・過去に縛られる現代人の孤独に向きあう ◎書評 村上春樹好きとしては読まねばと思い、文庫化したタイミングで購入。 しばらく積読してしまっていたが、この3連休で一気に読んだ。 相変わらず村上春樹臭がプンプンの作品だ。笑 最初は壁に囲まれた不思議な街の図書館で「夢を読む」仕事をする男と文通相手の少女との恋に落ちる高校生のストーリーが入り混じる。 もう70過ぎてもこんな瑞々しい高校生の恋を描く村上春樹ってすごいなと思う一方で、こういうのがダメで村上春樹作品批判してる人も多いんだろうなと改めて感じた。 それになんかどっかでこの展開見たなあと思っていて、ちらっとネットの情報を見てみると、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」の関連作とのこと。 このタイミングで過去作との関連作出すんだと驚いたのと同時に、なんかこれでいいの?とも個人的には思ってしまった。 でもなんだかんだ村上春樹好きとしてはたまらなくて… 急に自分の影と街を飛び出そうとしたりとか自分の大好きな女の子が急にいなくなったりとか、村上作品に共通する死を極限まで薄めて飲むような心を締めつけられる感を味わえる。 そして、後半は1人の中年男が急に仕事を辞めて図書館で働き始めるストーリー。 ここでも現代人の孤独に寄り添う村上作品の魅力が詰まっている。 情報化社会でありだれとでも簡単に繋がれる一方で、どこか心の奥底にみんな闇を抱えていて、ふとすると孤独に苛まれる。 そんな孤独をここぞというばかりに一気に作品に詰め込み、現代人に寄り添おうとする村上春樹はやはりすごい。 とても後編も気になる作品だ。


JH@nujamah2025年7月31日読み終わった新作はいつも文庫を待ってからという程度のファンレベルなのですが、久しぶりに読んだ村上春樹の世界に、夜更かししながら、ついつい忙しい仕事の合間にも手に取ってしまい、読み進めてしまった。 現実と非現実のあわいに差し込まれる描写や、音楽や空気の手触りのようなものが、懐かしくもしびれるように響いてきて、改めて「春樹の小説ってこうだった」と感じ直した。
図書委員の歩き方@numo_book2025年6月11日まだ読んでるマザーグースの歌の一説 曜日によってどんな子になるか…みたいな わたしは何曜日に生まれ、マザーグース的にはどんな子になる予定だったのか気になり調べてみた。 木曜日 旅に出たり、遠くに行く…らしい。 わたしは旅行が好きだから当たっているのかもしれない。


図書委員の歩き方@numo_book2025年6月9日読み終わった後半からは図書館館長、子易さんという方があらわれ壁の中の世界と少しリンクする部分もあり… 物語は進んでいきます。 子易さんの過去に触れたところで上巻は終わります。明日からは下巻を読みます。



チャプ太郎@chapterofbooks2025年6月8日読み終わった長編を読むのは8年ぶりくらいな気がする。社会人になってからは初めてかも。村上春樹の小説は村上春樹ワールドで、他の何にも例えようがない。本が好き、というだけの人にはもしかしたら読みづらいだろう。ずっと何のメタファーとなっているのかを考え続ける時間。読み手の数だけ解釈が存在していいと思うが、なんと贅沢な時間だろう。
図書委員の歩き方@numo_book2025年6月6日まだ読んでるp.202 何よりこたえるのは、自分か世界全体から見捨てられたように感じられることだ。自分がひと切れの価値も持たない人間に見えてしまうことだ。自分が無意味な紙くずになったように、あるいは透明人間になったように思えてしまうことだ。手のひらを広げてじっと見つめていると、向こう側がだんだん透けて見えてくるのだーー嘘じゃなく、本当に。 失恋した時、わたしも同じ気持ちになった。そう、こういうことなんだよ…ふと思い出した。


- hands_rec@hands_rec2025年6月5日読み終わった関連本とされている『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』を読んだ後すぐに読み始めた。テーマが同じなのか続けて読んだのですんなり世界観に入れた。が、個人的に『世界の終わりと…』の方が登場人物が魅力的だった。
清水美穂子@favoriteworks2025年5月18日読み始めた内容を知らず、書評も読まず、 何も知らずに読みはじめました。 村上春樹は、そういうふうに読みたい。 『風の歌を聴け』を読んだときみたいに。

yuki@_2l1p2025年5月10日読んでる@ カフェめちゃめちゃ面白くて久しぶりに小説を夢中で読んでいる、でも2年前に読んだハードボイルド…の記憶が曖昧なので、2回目を読んでいる気分でもある 文章の流れと過不足のない情景描写が村上春樹の文章で、やっぱりいいなあと思うなど



読み男@31sama_summer2025年5月6日読み終わった本屋で、たまたま発見した村上春樹さんの文庫新刊を買った。予想よりかなり読みやすい。日常と非日常のバランスと少し寂しい感じが、ちょうど今の気分に合う。

数奇@suuqi2025年5月6日読み終わった2年前に単行本で読んだが文庫版が出たので購入して再読。ひとまず上巻を読み終わった。改めて、孤独というものの描かれ方がとても鋭く、まるで自分のために書かれた小説なのではと錯覚させてくれる。孤独によって世界から見放されてしまったように感じ、生きている現実がまるで現実ではないような違和感に襲われる。そんな感覚を、空想の「街」という存在を通して物語として描いてくれる。下巻からはよりその内容が深まっていくのでそちらも再読が楽しみ。






高橋|青山ブックセンター本店@frog_goes_home2025年5月5日読み始めた後回しにすると結局ギリギリになってしまうのでとっとと読み始めてしまうことにした、あまり熱心な読者でない身から言うのも憚れるが、村上春樹は「語る」という動詞にあまりに多くのことを託しすぎてはいないか?



アールミン・ことり@yuyuyu_kotori2025年4月29日読み終わった『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』がオールタイム・ベストなので、読めて嬉しくて仕方がない。下巻は連休にゆっくり読みたい。
































































