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@toponder_r
2025年5月6日

やわらかい砂のうえ
寺地はるな
読み終わった
読み終わり、これは大事にしたい作品だ…!ってなった。読後感としてはやさしく背中を押してもらえつつ、自分が向き合ってなかった部分も提示されるような…でも嫌な感じはしない
読み終わったあとの気持ちとか気づきとかが、島本理生さん『わたしたちは銀のフォークと薬を手にして』や凪良ゆうさん『わたしの美しい庭』に似てるなぁと思った
手を取り合うことが必ずしもベストじゃないことを砂丘を歩く様とリンクしてるシーンがすきだなあ、わかりやすくて、納得感があった。
あと、相手の意思や決定をハンカチでそっと受け止めればいい、というところ。自分の価値観で見てジャッジするんじゃなくて、ただ受け止める、というのも大事だね…
いろんな名言や気づきがあって、なんども読み返したい。美しい女性たちの言葉がまっすぐで、優しい。
私はかなり万智子と似た部類で、探求会をやたらとしちゃう。(学生の頃からの仲良しな友人たちにはしない。なぜか。)
でも自分で考えられる範囲って自分の価値観の延長線上でしかないし、うまーく、他者の考えを取り入れ、決めつけず、排除しないようにしていきたいな。



