haku "ひと" 2025年4月30日

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@itllme
2025年4月30日
ひと
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小野寺史宜
引っ越してきて初めて読んだ小説。 読み終わった今、少しだけ前を向かなきゃっていう前向きな気持ちにさせられている。(23:30なのに笑) 両親を亡くして東京で1人になった21歳の聖輔。 それは読み終わってみれば今の私に重なるところが多かった。 聖輔のそれでも生きようと人に出会い、別れて自分の道を切り開いていく姿は何故か刺さった。 嬉しかった。 寄り添ってくれた。 惣菜屋さんで働く姿もなんかかっこよくてついついコロッケを買ってしまった。 "急がないが、とどまらない。そんなふうにやっていけたらいい。先は大事。でも今も大事。先は見なければいけない。でも今も疎かにしたくない。だって、僕は生きている。" 聖輔の歩んだほんの1年が私の孤独や未来や今の生き方の目印になってくれた気がする。 この春にこの本を手に取って良かった。
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