
haku
@itllme
2024年8月16日

本日は、お日柄もよく
原田マハ
かつて読んだ
スピーチライターのお話し
主人公のこと葉が久美さんに出逢ってスピーチライターという仕事を知り、言葉を信じ、伝え、それによって多くの人が影響されていく物語。
自分自身、言葉を紡ぐのも誰かが紡ぐ言葉を読むのも大好きだけど、どこか所詮誰にでもできることで大したことではないと信じきれていなかったところがあった。
けれどこの物語に出てくる登場人物たちは
みんな信じていた。
厚志くんも恵里ちゃんもおばあちゃんもワダカマも。久美さんも。そしてこと葉も。
そんな姿が私の背中を大丈夫だとそっと押してくれているようだった。
私が大好きで信じてきた言葉たちの輝きがこの本にはたくさん散りばめたれていた。作品の中では何人ものスピーチライターが作ったとされているスピーチを原田マハさんが全て1人で作ったと思うと頭が上がらない。
ほんとに涙を流してしまったものもあった。やっぱ、今の私に1番響いたのはこと葉が千華ちゃんにしたスピーチ。
いや、やっぱり久美さんが書いた今川(父)の最後のスピーチかな。
意志と、言葉と、場所。
このみっつが、私に許された最後の財産なのです。
言葉を信じ、愛した
人々の物語だったと思う。
ワダカマのこと葉への愛にもキュンキュンしたけどね🫶
この本は私の教科書入りです。
あーやっぱり、原田マハさんの作品
好きだな。本当にたくさん研究されててスピーチライターという仕事だけじゃなくて日本の政治や社会にも意を唱えているように感じた。
「困難に向かい合ったとき、もうだめだと思ったとき、想像してみるといい。3時間後の君、涙がとまっている。24時間後の君、涙は乾いている。2日後の君、顔を上げている。3日後の君、歩き出している」
言葉っていうのは、魔物だ。人を傷つけも、励ましもする。本やネットを目で追うよりも、話せばなおのこと、生きた力をみなぎらせる。この魔物をどう操るか。それは、話す人次第なのだ。
たぶん私もこと葉と同じように取り憑かれてると思うよ笑