
haku
@itllme
1900年1月1日

ツミデミック
一穂ミチ
かつて読んだ
本屋のエスカレーター降りてすぐのコーナーに置いてあった本。
珍しく赤い表紙に惹かれて手に取った。
コロナ禍の話は初めて読んだ。
人間の死や欲望がパンデミックが起こった日の日本の日常にどんな風にして露わていたのかが描かれていたように思う。
結末はハッとさせられるものが多かった。
最近こういう小説に出会うことが多いね。
残酷な結末が待ってるのかと思えば少し背中を押す人間がいた。
ズルい頭を働かせたあの旦那も自殺をしようと集まった彼らも、姿もわからないウーバー店員に恋した主婦も。
私はどんなコロナ禍を過ごしていただろうかと思い出したくなった。
そしたら少し似ていて、同じようなもんだったと思った。