ツミデミック

70件の記録
- みー@mi_no_novel2025年8月17日読み終わったお盆休み読書週間2025@ 自宅パンデミックの世界がもはや懐かしく思えた。 全6編で、前半3篇は救いなし、後半3篇は光が見える感じ💫 数日かけてゆっくり読んだ。 特に、「特別縁故者」が心に刺さったな。感動して泣きそうになっちゃった。 もうあれから5年くらい経つのかな。この本を読む「旬」を逃してしまった気がしたけれど、当時の絶望感や先が見えない感じをゾワゾワと思い出せて嫌な気持ちになった(良い意味)🙂↕️ 一穂ミチさんの、色々なお話を読んでみたい。何を食べたらこんなに色んなジャンルのお話が書けるの!?🫰🏻
- saki@53hon_to2025年7月28日読み終わった図書館で借りたコロナ禍のパンデミックの中、罪や葛藤に直面した人々の物語。どの話もゾクゾクとした感覚がせり上がってくる読後感だった。「ロマンス☆」は実際に起こりそう、というか起こっていそうなのがいっそう怖かったし、「燐光」のように読み進めるほどに「そういうこと……」と真実を知っていくのも後味悪くて(褒め言葉)怖かった。 人の心の奥底にある闇というか、仄暗いものを描くのが一穂さんは本当にうまい。
- なまごみのかたまり@namagominokatamari2025年5月11日借りてきたかつて読んだ@ 自宅うーん、あんまり🤔 【違う羽の鳥】 サスペンスでおもしろかった。 本人なのか親友なのか、謎のままなのがいい。 というかうっすらホラーでもあるな。 バーのマスターは協力者やったんかな? 【ロマンス☆】 美形にとりつかれる重課金兵。 怖!!! 旦那の名前が雄大で腹立つ。 読み方違うけど、きゅんを連想しちゃうでしょ!!!! モラハラ野郎には勿体ない名前😭😭😭 【憐光】 燐光-りんこう 1 黄燐が空気中で酸化して発する青白い光。また、生体物質が腐敗・酸化するときに生じる光。 ある物質に光を与えたあと、その光の供給をやめてもしばらく残光が見られる現象のことらしい。 でもこの小説では憐れむ光。 15年前に死んだ子が親友と先生に会う話。 これも怖〜。 近しい人たちじゃなくて、名も知らぬ女の子がみつかるように願ってくれるの、なんかいいね。 でも主人公が前向きに成仏してよかった。 誰のことも恨まず幽霊としての生を全う、っていいね。 来世はどうか健やかであれ。 【特別縁故者】 話し合いしよ〜〜〜?!?! 無職野郎はたたき出せ。 無職な上に卑しい…。 じっちゃん助けたには違いないけど、結局お金もらってラッキーエンドがしっくりこんかった。 クズがたまにいいことしたら褒められる的なやつやん。 【祝福の歌】 無理矢理ハッピーエンドにしなくてもいいよ〜〜??? というかコロナと無理矢理絡めんくても…。 あと、高校生で妊娠・出産が軽く考えてて草。 当人お花畑で産んだ世界線とか言い出して草。 ひとりで勝手に産んで育てろ。 【さざなみドライブ】 無理矢理ハッピーエンドにするのやめな〜〜〜??? 使い古された設定すぎる。 無理にコロナ絡めなくても…(2回目) ラスト、なんで惚れたっぽい描写なのかわからん。 何が??? ─────── つばさも先生も、あたしのことがそんなに好きじゃなかった。ただそれだけの、不幸と呼ぶにはしょぼい幻日が あっただけ。 ─ あたしとつばさが一度もやらなかったおまじない。あたしたちには失くしたものなんてなかったから。最初から持ってなかったから。 憐光
- チャプ太郎@chapterofbooks2025年5月8日読み終わった難しいこと何も考えずシンプルにおもしろかった! GW明けの通勤電車だけで読了 (余談)実家で読み終わった本を借りて読んだのだけど おそらく誰かに貸していたのか、「おもしろかったです」のお手紙入りでほっこり
- yt@yt2025年5月4日読み終わった毒親、神待ち、独居老人、Uberなどなど。 社会のガジェットがパンデミックの文法で語り直される6短編。 震災の教訓からか、文学におけるコロナへの反応は早かった。 あの空気感も50年したら忘れられる。 忘れられることを前提に、いま何ができるのかがよく考えて書かれている。 いいなと思った。
- もちこ@mochiko247242025年4月25日読み終わった6つの短編のバランスが絶妙! 毒も薬も、両方楽しめました。 人間のイヤな部分を曝け出す話も面白いけど、わたしはやっぱり人情を感じられる話が好きだなぁ。 『特別縁故者』と『祝福の歌』が良かった!
- えだまめ🫛@edamamesan2025年1月12日有栖川先生のトリビュートアンソロから知った作家さん!直木賞受賞した作品をとりあえず読んでみたけど面白いね…!? コロナ禍の中でのミステリー、ちょっぴり怖い短編集。どれも楽しかったな…!なんやかんやとハピエンになる「特別縁故者」が好き。伏線回収が鮮やか。また他の作品も読も!
- haku@itllme2024年9月29日読み終わった本屋のエスカレーター降りてすぐのコーナーに置いてあった本。 珍しく赤い表紙に惹かれて手に取った。 コロナ禍の話は初めて読んだ。 人間の死や欲望がパンデミックが起こった日の日本の日常にどんな風にして露わていたのかが描かれていたように思う。 結末はハッとさせられるものが多かった。 最近こういう小説に出会うことが多いね。 残酷な結末が待ってるのかと思えば少し背中を押す人間がいた。 ズルい頭を働かせたあの旦那も自殺をしようと集まった彼らも、姿もわからないウーバー店員に恋した主婦も。 私はどんなコロナ禍を過ごしていただろうかと思い出したくなった。 そしたら少し似ていて、同じようなもんだったと思った。
- はぐらうり@hagurauri-books2023年11月23日読み終わったコロナ後小説かなと思っていたら、(それもあるけど)"犯罪"小説なんだな。面白かった。「特別縁故者」「祝福の歌」がとくに。長編とはまた違った趣きもあり、読みやすさもあり。いろんな人におすすめしやすい短編集。