ほんの 読みサプリ "ぼくの色、見つけた!" 2025年5月7日

ぼくの色、見つけた!
ぼくの色、見つけた!
志津栄子,
末山りん
物語の主人公は、みんなと色の見え方が違うことに気づいた色覚障がいがある小学生の信太朗。 必要以上に過保護の母親に、そしてクラスメイトの言葉に傷つき自信を失った信太朗が、色覚障がいに向き合い、自分の見えている世界を肯定し、嫌だった絵を"自分の色"で生き生きと描けるようになるまでの過程は、とても感動します。 その過程は、叔母や祖父と祖母の見守り、担任の先生、友だちとの関わりがとても温かく描かれています。 また、信太朗の母親と父親のエピソードも盛り込まれており、家族のリスタート物語にもなっています。 物語は信太朗の一人称で進んでいくので気持ちの変化がわかりやすく、読みやすい本です。
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