
たま子
@tama_co_co
2025年5月7日

プルーストとイカ
メアリアン・ウルフ,
小松淳子
読み始めた
@ 自宅
「文字を読むというのは、ニューロンの面から言っても、知能の面から言っても、まわり道をする行為であって、文章から目に直接飛び込んでくるメッセージ同様、読む者の推論と思考という気まぐれなまわり道によっても深みを増すものなのだ。」p34
読字は脳を変化させる最良の媒体なのだということが、生物学的・認知的側面に主眼を置いて語られていく。読書中の「思考の脱線」について、脳の発展という面から見れば、書かれた文章と無関係な思考に到達することこそが読書の目標なのだという話からはじまり、非常におもしろい。今まで感覚的に、脱線する読書ってたのしいと思っていたものが、どうやら脳的にもよいらしい。ほうほうなるほどと分かったり分からなかったりしながら読んでいる。









