
saki
@53hon_to
2025年5月16日

汝、星のごとく
凪良ゆう
読み終わった
図書館で借りた
本屋大賞受賞作だけど、あらすじにあまり惹かれなかった(すみません)のに加え、早いうちに文庫になるでしょ〜(今夏に文庫化するみたいですね)と思って未読のままでいた一冊。運良く図書館で目が合って(人気作品だからいつも借りられていてなかった)読むことができた。
瀬戸内の小さな島を舞台に恋愛模様が描かれるストーリー。冒頭の一文にまず驚かされ、中盤までは読み進めるのもしんどくてしんどくて……それでもページをめくる手が止まらず、一気に読了。同じシーンなのにプロローグとエピローグで感じかたが180°変わって、それだけでもすごかった。
度重なる負の連鎖や主人公たちを振り回す身勝手な親たちの言動がいちいちしんどくて、正直なことを申し上げるとそれを切り離せない主人公たちには共感も同情もできずにいたのだけれど、それは自分が親からたくさんの愛情をもたらされてきた・真っ当に育てられてきたという証というか、イコールに近いのかもしれないのだろうな、と思ったり。