
ゆい奈
@tu1_book
2025年5月9日

がっこうはじごく
堀静香
読み終わった
@ 自宅
「わたしがいてもいなくても、世界はなんてことない顔で回っていくのだと思うとたまらない。」という言葉が綴られていて、奇しくも、この言葉のまえに「かなしいかな、」とつけた文章をわたしはきょう他人に話していて、なんて面倒な人間なのだろうとおもう反面、わたしは、わたしがここにいてほしい、と誰かにおもっていてほしいとおもうのだった。わたしは、わたしがここにいていいということを誰かに認めてほしいのだった。だけどそんなこと、誰もいってくれなくて、それでいて、なんと、わたしがいなくても世界はまわってしまうらしいのだ。一体どうして!はーあ!という気持ちになっていたのだけど、夜になって冷静になると、ただのめんどくさいやつだった。だけど堀さんはそういったことを包みかくさずに書いてくれるから、わたしはわたしで、あなたはあなた、それはとても尊いことなのだということを伝えてくれるから、それらを胸にしまって、安心して眠ることにする。
「いま、ここにひらかれている」という章がすきだった。いや、どれもすきなのだけど。









