
ねむきち
@ss0412
2025年5月9日

汝、星のごとく
凪良ゆう
読み終わった
去年の夏に買って、ずっと積んでしまっていたけど、
仕事疲れた!金曜夜だし、本の世界に浸りたい!と思って、一気読み。
お互いが想いあっているのに、向き合うことはなくて、傷つきながら自分の人生を歩む姿が。ぐっときて、なかなか言葉にできない切なさ。
最後のあたりは涙がとまらなかったけど、この涙は悲しみからくるのか?
また、若い時の恋愛で感じた感覚(自分の価値を相手にまる委ねすること)や、経済的自立が精神的自立に繋がることなど、読んでいてとてもわかる部分があり、ままならない人生たちに苦しくなった。でも、それを乗り越えて「自分の人生を選び、生きる」姿の力強さがどこか爽やかだった。側から見ていたら私もきっと、他の島民のように思ってしまうのだろうけど。
とても読みやすくて、引き込まれてあっという間だった。瀬戸内の海の様子、夕闇の空、張り詰めた想い、言葉がとても美しかった。




