
たま子
@tama_co_co
2025年5月11日

灯台へ
ヴァージニア・ウルフ,
鴻巣友季子
読んでる
猫そばに
@ 自宅
何かをやりながら、何かを考えている無意識の流れがするりするりと書かれる。例えば、ラムジー夫人は息子に本を読み聞かせながら夫の性格や子どもたちの成長、人生、庭に射す陽、温室の修理代などに思いを巡らせる。ラムジー夫人からラムジー氏、息子、娘、客人……と切れ目なく次々に思考は移ろう。そしてこちらも読みながら無意識に別のことを考えていることに気づくので、意識の意識の意識みたいなことが起きていて、そのことを冷静に考えるとちょっとわけがわからなくなるけど、ふしぎと脳ではちゃんと整理されていて、人間の脳すご……と客観視するふしぎな読書体験をしている。などと考えていたら、シピにスピンを噛みちぎられ、一気に現実に引きもどされた。










