
フジワラ
@hujiwara2
2025年5月12日

素粒子 (ちくま文庫 う 26-1)
ミシェル・ウエルベック,
野崎歓
読み終わった
正直ミシェルによる論文からの結末への流れは唐突に思えて理解が出来ない。
測定する時と場所によって観測結果は異なる。だが、測定方法がぶれなければ決定される物語はある種の一貫性を保つだろう。
そしてその時点で選ばれなかった「結果」は結果ではなく単なる「あり得たかも知れない机上論」に過ぎない。
他の可能性を観測し得ない以上そう結論づけるしかない。
私はそう思っているからミシェルの論文で躓いて理解に到達できなかったのだと思う。
