
oto
@sakana__books
2025年5月12日

あひる
今村夏子
読み終わった
ずーっと読みたかった作品をやっと読めました!
短くて読みやすいのに、読み応えがある不思議…
3作品とも子どもが出てくるのだけど、どの作品からも子どもの純粋さと残酷さを感じて、心が痛いやらうっすら嫌悪感やら、常にいやーなところを突かれているようだった。
「おばあちゃんの家」と「森の兄弟」のつながりもお見事で、「森の兄弟」を読む前と後とで「おばあちゃん」の印象がガラッと変わった。
おばあちゃんは一体何者なの…?
読んでる間の胸がザワザワする不穏さ、不気味さに魅了され、先が気になってしょうがなかった。
今村さんにしか書けないこの空気感がたまらなく好きで、定期的に摂取したくなる。



