JUMPEI AMANO "墓の建立と継承" 2025年5月13日

JUMPEI AMANO
JUMPEI AMANO
@Amanong2
2025年5月13日
墓の建立と継承
墓の建立と継承
辻󠄀井敦大
早起きできたので第八章二・一まで読む。おさらい、そして結論。 〈デュルケムは、社会がいかに維持・存続されているかを解明してきた。そして、近代社会においても社会は維持・存続し、再編されつつ連続していくという視点がとられているのである。そうであれば、本書が捉えてきた〈祭祀の永続性〉を希求する人々や社会的アクターの実践を、単純な「家」の存続ではなく、社会の再編のなかで現れた現象と書き直す必要がある。〉(229-230頁) 本書の知見から〈戦後日本における墓の建立・継承、すなわち先祖祭祀は、「家」の創設や存続を目的にしたものではなく、主に血縁家族と市場に支えられたがゆえに行われた〉こと、そしてその後、〈一九九〇年代以降は地方自治体や仏教寺院が引き受けるべき問題として現れた〉ことが明らかになった。こうした流れのなかで、〈祭祀の永続性〉を希求する先祖祭祀は、「家」を維持・存続させるものとしてではなく、「安心感」を与える機能が顕在化することになったのだと(234-234頁)。
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