白沼
@shironuma
2025年5月13日

ネメシスの使者
中山七里
読み終わった
死刑判決を免れた犯罪加害者の家族が殺され、現場にはネメシスという文字が残されていた。被害者家族と加害者家族の感情、死刑制度の是非に焦点を当てながら、テミスの剣に引き続き警察官の渡瀬が犯人を追う。
前作の方がワクワクしたかもなぁと思って読み進めていたら、最後の怨憤の章でギャッとなった。犯人の執念深さと渋沢の化け物じみた吐露がしんどい。それと比較して渡瀬の安心感よ…。いやあすご〜く面白かった。
でも前作も今作もフィクションだから面白いと思って読み進められるけど、当事者になったらたまったもんじゃないよなぁ。
