ネメシスの使者

5件の記録
- kasu.@11uyksm2025年7月12日読み終わった電子書籍Kindle死刑判決を免れた殺人犯たちの家族が殺される事件が起きた――。 殺害現場に残された“ネメシス”のメッセージの謎。 ネメシスとはギリシャ神話に登場する「義憤」の女神。 事件は遺族による加害者への復讐か、はたまた司法制度へのテロか?ネメシスの真の狙いとはいったい……? 前回読んだ「テミスの剣」がおもしろかったので、主人公が同じの今作も読んでみた。 今作は色々な人の視点から語られる物語もあって、怪しい人が沢山出てくるから本当に誰が犯人なのか検討がつかない。 終盤、3連続くらいでびっくり展開があって仕掛けがすごい… 検察と裁判官の会話は難しかったけど、諦めずに読んでよかったと思えるくらい面白い話でした。 この作者さんの書くお話、面白いなぁと他の作品もチェックしたくなった。
- 白沼@shironuma2025年5月13日読み終わった死刑判決を免れた犯罪加害者の家族が殺され、現場にはネメシスという文字が残されていた。被害者家族と加害者家族の感情、死刑制度の是非に焦点を当てながら、テミスの剣に引き続き警察官の渡瀬が犯人を追う。 前作の方がワクワクしたかもなぁと思って読み進めていたら、最後の怨憤の章でギャッとなった。犯人の執念深さと渋沢の化け物じみた吐露がしんどい。それと比較して渡瀬の安心感よ…。いやあすご〜く面白かった。 でも前作も今作もフィクションだから面白いと思って読み進められるけど、当事者になったらたまったもんじゃないよなぁ。
- 読んでみ太郎@Bukkbukk42025年4月23日読み終わった「テミスの剣」の続編。 次々と起こる殺人事件。殺害現場には被害者の指で書かれた「ネメシス」の血文字。 過去の殺人事件の加害者家族や関係者が殺されていく。 死刑相当とされる殺人事件を悉く死刑回避の判決を下す「温情判事」への復讐か。 国民の八割が死刑制度容認の日本で、死刑制度反対者や死刑回避をする判事への怒りによる司法制度へのテロか?