ネメシスの使者

ネメシスの使者
ネメシスの使者
中山七里
文藝春秋
2020年2月5日
3件の記録
  • 白沼
    @shironuma
    2025年5月13日
    死刑判決を免れた犯罪加害者の家族が殺され、現場にはネメシスという文字が残されていた。被害者家族と加害者家族の感情、死刑制度の是非に焦点を当てながら、テミスの剣に引き続き警察官の渡瀬が犯人を追う。 前作の方がワクワクしたかもなぁと思って読み進めていたら、最後の怨憤の章でギャッとなった。犯人の執念深さと渋沢の化け物じみた吐露がしんどい。それと比較して渡瀬の安心感よ…。いやあすご〜く面白かった。 でも前作も今作もフィクションだから面白いと思って読み進められるけど、当事者になったらたまったもんじゃないよなぁ。
  • 「テミスの剣」の続編。 次々と起こる殺人事件。殺害現場には被害者の指で書かれた「ネメシス」の血文字。 過去の殺人事件の加害者家族や関係者が殺されていく。 死刑相当とされる殺人事件を悉く死刑回避の判決を下す「温情判事」への復讐か。 国民の八割が死刑制度容認の日本で、死刑制度反対者や死刑回避をする判事への怒りによる司法制度へのテロか?
  • yumico.f.book
    yumico.f.book
    @yumi_f
    2024年12月15日
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