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@lunedeau27
2025年5月14日

影犬は時間の約束を破らない
パク・ソルメ,
斎藤真理子
読み終わった
帯が可愛いんです。帯があってこそ完成する装丁なのでは。
小説なのに、詩を読んでいるような体験。
はじめは「この描写、ストーリーとどう関係が??」などと思いながら読み進めていた。何故だろう。普段わかりやすい、趣旨の明確な文章を読んでいるからかな。
頭で読むだけでなく"感じる"ことを思い出させてもらった。
冬眠者の側にひと時佇んでケアする「ガイド」は、冬眠者の人生を垣間見る。視点はいつの間にか移ろっている。世の中はカメラAとカメラBとCと…と無数に映し出される映像の集まりで、絶対的な真実なんてないのかもしれない?




